これまで、一本たりともたばこを吸ったことがないマイスターです。
お金はかかるわ、健康には悪いわ、周囲にも迷惑がかかるわで、良いところがないと思っているというのが、その理由。
さらに、あの煙も苦手なので、吸っている人にはなるべく近寄りません。受動喫煙はごめんこうむります。
ただ、たばこは法律で認められている嗜好品ですから、法律や条例といったルールの範囲内で、他の人に迷惑をかけないようマナーを守っているぶんには、吸っている人のことをどうとは思いません。
(※言うまでもありませんが、「たばこは二十歳になってから」はもっとも基本的なルールです)
たばこからの税収と医療費の増加分とどちらが多いんだとか、色々と複雑な議論はありますが……。
もっとも、やはり健康のことなどを考え、社会的には分煙化、禁煙化の方向にあります。
最近では、「路上も禁煙」というエリアを設ける自治体が増えていますね。
大学でも、キャンパスを丸ごと禁煙エリアにするところなどが出てきています。
最近では、↓こんなニュースがありました。
■「立命館全校 全面禁煙に 5年後目標 段階的に対策」(京都新聞)
さて、この「たばこ」に関して、さらに一歩踏み込んだ対応を行うところが出てきました。
【今日の大学関連ニュース】
■「入学条件、禁煙です 道薬科大 来年度入試から『医療人は模範を』」(北海道新聞)
北海道薬科大(小樽)は来年度入試から、出願資格に「入学後の禁煙」を盛り込むことを決めた。敷地内を全面禁煙にしている大学は道教大や旭川医大などがあるが、禁煙を入学条件にしている大学は珍しい。
道薬科大は、二〇〇三年度から入学生に禁煙教育を始め、〇六年には敷地内を全面禁煙にした。しかし、敷地外で吸う学生もおり、付近の住民から苦情が寄せられていた。
道薬科大は「たばこの健康被害は明らか。国民の健康を守る医療人は禁煙の模範を示す必要がある」(入試部)として、成年、未成年を問わず、入学生に禁煙を求めた。
(略)道薬科大の黒沢菜穂子入試部長は「受験生の減少につながるかもしれないが、志を持った学生に入学してほしい」と話している。
(上記記事より)
そんなわけで、北海道薬科大学の決定です。
2.出願資格
次の各号のいずれかに該当する者であり、かつ、入学後、たばこを吸わないことを確約できる者。
(1) 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者および平成21年3月卒業見込みの者
(2) 通常の課程による12年の学校教育を修了した者および平成21年3月修了見込みの者
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(上記リンクより。強調部分はマイスターによる)
このように、既にwebサイトの入試情報ページには、出願資格として「入学後、たばこを吸わないことを確約できる者」という記述が入っています。
同様の事例として、愛知きわみ看護短期大学が08年度入試から、出願資格に「非喫煙者」という規定を盛り込んでいます。
■「入試募集要項」(愛知きわみ看護短期大学)
こちらも、「一般入学試験の出願資格」に、
7. 非喫煙者(看護職者を志す者は、生涯非喫煙が望ましい)
(上記記事より)
という記述が確かにあります。
北海道薬科大学、愛知きわみ看護短期大学、ともに、医療系の大学です。
医療に携わることを目指す学生なら、禁煙は当然……ということなのでしょう。
法的には20歳以上であれば喫煙していいことになっているわけですから、こういった規定は、けっこう踏み込んだ内容だとも思えます。
この規定によって、「本学は、このような医療人を育成する学校である」という姿勢を明確に打ち出したいという思惑もあるのでしょう。
浪人が減少した今、受験生の大多数は18歳、もしくは19歳だと思います。
ですから入学時にたばこを吸っていないのは当たり前。
上記の2大学の規定は、そこにとどまらず、
「医療人を目指すのであれば、今後も吸わないこと。」
……という、職業観をも含んだメッセージになっているわけです。
これに共感できない方は受験しないでください、ということですから、わかりやすいアドミッション・ポリシーです。
最後に、関連して、こんなデータをご紹介しておきます。
■「喫煙率:医療系学生、歯科医の卵『最多』女性は平均超え--厚労省調査」(MSN毎日インタラクティブ 2007年8月20日)
将来医療、保健の専門家を目指す学生の喫煙率を調べたところ、歯学部生は男性62%、女性35%で最も高く、患者の喫煙に関しても比較的寛容であることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。また、女性に限定すると全学部で全国平均を上回っていた。喫煙は歯周病を発症、悪化させる危険因子としても知られる。主任研究者の林謙治・国立保健医療科学院次長は「将来患者を指導する立場として、学生のうちから喫煙の影響についてしっかり学ぶ必要がある」としている。
研究班は昨年12月、保健医療分野の学部、学科を持つ大学のうち、協力を得られた医学部19校、歯学部8校、看護学部28校、栄養学部13校の学生を対象にアンケートを実施。各学部の4年生計6312人(医1590人、歯677人、看護2545人、栄養1500人)から回答を得た。
喫煙率は歯学部が最も高く54%。次いで医学部36%(男性39%、女性23%)、看護学部32%(男性47%、女性30%)、栄養学部27%(男性40%、女性25%)。
05年度の国民健康・栄養調査によると、20代の喫煙率は男性49%、女性19%で、歯学部は男女とも平均を上回っていた。
(略)自らの喫煙について「保健、医療を学ぶ学生の立場上喫煙してはならない」と答えた人は、医、歯、栄養の各学部で6割を超え、将来の専門家としての自覚は高かった。だが、患者の喫煙に関し「患者の自由意思にゆだねるべきだ」と回答したのは、栄養学部が16%と非常に厳しい態度を示したが、医、看護学部はそれぞれ32%、歯学部が47%だった。
(上記記事より)
歯科医のタマゴとなる歯学部生のみなさまが、最もたばこに親しんでいるというのは、意外な結果です。男女ともに、全国平均を上回る喫煙率だとのこと。
しかも自分の喫煙だけではなく、患者の喫煙に対しても寛容だということです。
「ちゃんと正しくケアしていれば大丈夫なんだ」といったような、専門知識に基づいた意見なのか、それとも単に、自分が喫煙者だから患者にも甘くしてしまっているということなのか、一体どちらなのかは不明です。
医療系の大学が、喫煙に関して厳しい措置をとりはじめている背景として、こんな実態も影響しているのかな、なんて思います。
考え方は人それぞれ、大学それぞれですが、受験生の皆さんは、こんな点も参考にしながら志望校を選んでみると良いかもしれません。
単なる「禁煙か否か」という事実だけではなく、その後ろにある大学の教育ポリシーも、こんな規定一つから見えてくると思います。
以上、マイスターでした。
※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。


いつもたのしく拝見しております。
看護短期大学の取り扱いの背景には,日本看護協会が示した看護職の喫煙対策が影響しているかもしれません。
「発行物のご案内」(日本看護協会HP内)
link to: http://www.nurse.or.jp/home/publication/index.html
ここの「報告書」や「普及啓発」にタバコの問題が取り上げられています。アクションプランには看護学生に関する記述もありました。
ご興味がありましたら。
北海道の大学が禁煙とか
絶対にない!!!!!!!!!!!!!!!!!
喫煙率が成人八割超えてるから
非喫煙者は肩身の狭い思いしてる
ありえない!!!!!!!!!!!!!
北海道の人間は何も考えてない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!