観光地でもある大学キャンパス

仕事の関係で東京を離れているマイスターです。旅先のネットカフェから、執念でお送りします。

(昨日の記事で、大学の法人営業について事例を募集したところ、さっそく情報をいただけているようです。ありがとうございます! 自宅に帰ったらじっくり読ませていただきますね)

さて、一仕事終えたマイスター。

せっかくだし、観光名所にでも行こうかなっと。

クラーク博士←クリックで拡大します

うーむ、これが、かの有名な「大志を抱け」の人かぁ。
少年に限らず、社会人もビー・アンビシャスの精神を忘れてはいかんよなぁ。

って。

…なぜだ…。
なぜ、自分は出張に行くたびに、現地の大学をご訪問している?

ほかにやること無いのか…orz

はい、プロ根性(何のプロ?)を出して、来ちゃいました。北海道大学。
だって、広くてイイ感じのキャンパスだと聞いていたから、気になったんですよ。
今まで、「北大での学生生活にあこがれてたんだー♪」って言う友人をどれだけ見たことか。そこまで言わせる北国のキャンパス、見ないわけにも行くまい。
(注:マイスターが会った北大ファンたちは、全員、落ちてます…)

というわけで今日は、限りなく個人的な観光日記に近い記事ですみません。

そういえば以前も、琉球大学を勝手に探訪したことあったなぁ…。

・沖縄で訪れた大学
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50128548.html

琉球大学も広大でしたが、北海道大学も負けてません。

北大キャンパス←クリックで拡大します

広いよ!
琉球大といい北大といい、どうしてこんなに広いのか。
うらやましい限りです。

・北海道大学札幌キャンパスマップ(PDF)
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/map/s-campus2006.pdf

ただ、ほかの大学と違うのは、観光客と思しき人がよく歩いているところ。
クラーク博士の像の前でも、記念撮影をしている人がいました。

マイスター、何度かキャンパス内で、学生さんに道を尋ねたのですが(他大学で迷子になる大学職員)、学生さんたちはどうやら観光客相手に道を説明するのに慣れているらしく、説明がうまかったです。
聞いてないのに、オススメ撮影スポットとか教えてくれましたし。

っていうか、キャンパス内を歩いていたら、マイスターも観光客に道を尋ねられました。おそるべし、観光スポットとしての北海道大学。

でも、確かに観光地としても雰囲気があるキャンパスです。

北大記念講堂←クリックで拡大します

こちらは、↑記念講堂です。

「歴史ある校舎」というのは、ほかの大学にもありますが、こちらは北海道開拓時代を思わせるたたずまい。
正直言って、札幌の時計台よりも雰囲気あ(以下略)

記念講堂と案内板←クリックで拡大します

↑マイスターが特に感心したのが、こうしたキャンパス内の案内表示。
なんか、素敵じゃありませんか?
北海道らしさがよく出ているなぁと、マイスターは思いました。

北大案内板←クリックで拡大します

↑こういう感じで立ってます。

UI(Unicersity Identity)戦略の一環で、キャンパス内のデザインに統一性を持たせる取り組みを進めている大学も増えてきていると思いますが、この点、北大は上手だと思います。
「北大らしさ」というキャラクターがもともとはっきりしており、アピールしやすいということもあるかもしれません。でも、こうした細かなところの徹底ぶりも、功を奏しているんだと思います。

さて、ヨソの大学にいったら、必ず生協で大学グッズをチェックするマイスター(完全に個人的な趣味ですごめんなさい)。
さっそく、北大生協をご訪問だ!

クラークマグ←クリックで拡大します

やっぱりいたか博士!

すっかりかわいくなっちゃって…。
でもこれ、純粋にお土産として売れそうですよね。

クラーク博士のコーヒー←クリックで拡大します

マグだけじゃありません。
「クラーク博士の珈琲」なる製品もありました。博士と「珈琲」の組み合わせが絶妙です。
さすが、全国的にも有名な、大学の看板。引っ張りだこです。

新渡戸稲造グッズ←クリックで拡大します

と思ったら、武士道の人までグッズ化されてました!

いやー、見事に観光地ですね。

外の人も、観光地としての役割を、北海道大学に求めているわけですが、大学もその期待に全力で応えているといったところです。

北大は、教育・研究ともにさまざまな分野で目覚しい成果をあげている、わが国を代表する大学のひとつです。でも、こういった、学術とは関係ない面のアイデンティティも兼ね備えているわけです。
正直、ここまで一般の皆様に愛されている大学はほかに無いのでは…。

いやぁ、すっかりキャンパスツアーを堪能しました。
大学のアイデンティティをアピールする工夫も凝らされ、実に興味深い事例でした。

これを元に、マイスターも大学のキャンパス・アイデンティティ戦略について再考し…。

って、えっ……?

北大ビアガーデンポスター←クリックで拡大します

お?

北大ビアガーデンメニュー←クリックで拡大します

おお?

食券←クリックで拡大します

おおお!?

芝生と料理←クリックで拡大します

おおー。

………って、しまった!

まさかキャンパス内にビアガーデンがあるとは思っていなかったから、ついうっかり飲んじゃったじゃないですか!

恐るべし北大。
キャンパス探訪者にとっては、ワナだらけです。
油断すると、しらふで出られません。

しかし、農学で有名な大学だけあって、キャンパス内で収穫された食材を使っての料理は、おいしかったです。

北大ビアガーデン様子←クリックで拡大します

教授も学生も職員も、立ち寄った観光客も、屋外でのビールを楽しんでいたようです。学術論議をする話し声も聞こえ、イイ感じでした。

ビアガーデンがある夏の大学キャンパス風景、いいなぁ。

えー、以上、広報についての分析なのか、単なる観光レポートなのかよくわからない記事ですみません。

とりあえずマイスターに言えるのは、学術目的にしろ、観光目的にしろ、北海道に行くならとりあえず北大には寄っとけ、ってことでしょうか。

そんなわけで札幌からお送りしました、マイスターでした。