キャンパスで結婚式を!

結婚、出産した同級生が多くなってきたマイスターです。

結婚式&披露宴に、もう何度も出席してしまいました。そういう、微妙なお年頃です。
ところで最近では、結婚式や披露宴に勤務先の上司を呼ばない方も多いのだとか。その感覚、わかります。マイスターの友人達も、男女ともにそういう式を挙げる方が多いです。形式張った式よりも、こじんまりと、気心知れた仲間達と過ごすウェディングの方が人気のようですし。

もっとも、本人がそういう式を望んでいても、勤務先の社風によっては「上司は呼んで当然」なんて考えられているところもありますからね。
職場でお世話になっている人を結婚式に招待する。古き良き日本の文化と見るか、タテマエだけのおっくうな風習と見るかは、人によって意見が分かれるところでありましょう。(マイスター個人としては、呼びたい方は所属や肩書きに関係なく呼びたいし、呼びたくない方は、どんな立場の方でも呼びたくない…という感じです)

いずれにしても、結婚式が、
結婚する当人達にとっても、周囲の人々にとっても、
特別で、大切なイベントであることには変わりありません。

そんな想い出の結婚式を、想い出の母校のキャンパスで行う。

なんて素敵なことでしょうか。

……柄にもなく乙女ちっくな発言ですみません。
でも、いいですよね、キャンパスで結婚式。

学生時代「色彩能力検定」という資格の試験を受けるために、池袋の立教大学のキャンパスに行ったことがあるのですが、そのとき、キャンパス内で結婚式を挙げているのを見たことがあるんです。
ちょうどチャペルから純白の衣装の新郎新婦が出てきて、キャンパス内で、式の参加者や、道行く学生達から祝福されていました。その日はよく晴れた日曜日で、ツタの絡まるイイ感じのキャンパスに、幸せそうな風景が重なり、とても感動したのを覚えています。

マイスターはコンクリート打ちっ放しでタバコ臭い野郎だらけの理工系オンリーなキャンパスに通ってるのに、こ、この差は一体!? …と、非常にうらやましく思ったものです。

立教大学のような素敵なキャンパスでなくても、勉強にサークルにと、かつてありふれた日常を過ごしていた場所が、自分達のためだけに、特別な非日常のイベント空間になるというのは、わくわくしますよね。
また、

「大切な結婚式の会場にするくらい、母校を愛しているんだろうなぁ」

と思うと、自分の勤務校のイベントでなくても、いち大学人としてうれしいです。

そんなわけで、今日のテーマは、

キャンパスで結婚しよう!

です。

ミッション系大学の多くは、キャンパス内にチャペルを併設しています。
キリスト教の精神を教育に活かそうというわけですから、チャペルがあるのは当然ですよね。本来は、礼拝など、宗教儀式のために用いられるこのチャペルですが、卒業生には結婚式場として貸し出すという大学も、結構あるのです。

■「関西学院会館 -大学のキャンパスで結婚式-」
http://member.kwangaku.net/kwangakukaikan/index_wedding.html

関西学院大学が所有するチャペルに関するサイトです。
今回見つけた中では、群を抜いて情報が充実していました。

■思い出に残っている夫婦はいらっしゃいますか?

たくさんいますよ。…例えば新婦が関学生で新郎がそうでないケース。最初彼女が彼を関学を気に入ってもらおうと、何回かデートに、といっても式場の下見ですが、訪れたそうです。ただ施設を見ただけでは、彼はなかなか決意が固まらなかった。彼の考えを変えたのは、説明会を通して、および司式者である僕の話を聞いていく中で理解した、関学の持っている結婚についての考え方でした。私と話している時にも、関西学院の持っている人間理解に触れられたことを非常に喜んでもらいました。
この例に限らず、関学の場合は、普通の挙式場と異なり、司式者と挙式者との間に非常に濃密な関係が、出来ていると思います。やはり伝統が持っている「人格・精神性」というものが非常に濃く強いものだからという気がしています。司式を通してこの力を感じるたびに大変嬉しく思いますし、これからも大切にしていきたいと思っています。(「関学の結婚式とは -司式者インタビュー-」より)

なるほどなぁ、と思わせる内容です。こういった形でも大学は、深く人に関われるのですよね。

この関学のサイト、「よくある質問」のページもおもしろいです。

Q.関西学院大学のキャンパスで結婚式をおこなっても、披露宴をする場所がないので、移動がとても大変だって聞いたんですが?

A.関西学院会館の中には、ベーツチャペル以外にも、レセプションホールや会議室、レストランなどがあります。レセプションホールはテーブル席で200名の披露宴がおこなえます。また別会場では、最近人気の高いレストランウェディングやハウスウエディングもできますよ。(「よくある質問」より)

なんと、披露宴も一緒に申し込めるそうです。大学キャンパス内で披露宴まで行えるというのは、珍しいんじゃないでしょうか?

Q.関西学院大学のキャンパスでの結婚式を申し込むためには、まるで、履修登録のように複雑な手続きが必要だと聞いたのですが本当ですか?

A.結婚式や披露宴を専門におこなう施設やホテルと比べると確かに、煩雑な手続きになっているかも知れませんね。ただし、これまで宗教センターと関西学院会館予約センターと2カ所にいって頂かねばならなかった手続きを、2005年の4月からは関西学院会館予約センターだけで済ますことができるようになりました。(「よくある質問」より)

大学っぽいやりとりです。「履修登録のように複雑な手続き」と来ましたか(笑)。

Q.関西学院大学のキャンパスで結婚式を申し込むためには、90分の講義とテストを受けて合格しないと駄目だって噂もあるんですが本当ですか?

A.まったく困った噂ですね!もっとも、月に一度おこなわれる結婚式説明会に出席しなければ、申込がおこなえないのは事実です。ただ、この結婚式説明会は、講義とかテストをおこなうような内容では無いんですよ。関西学院が何故、キャンパスでの結婚式をおこなっているのか、その理由を理解していただくことを目的としておこなっています。(「よくある質問」より)

面白い説が、学生さんの中で流れているようです!
チャペルがある大学って、こういう噂が生まれるものなんですかね。楽しそうです。
もっとも、新郎新婦のいずれかが「卒業生」でないとダメみたいですから、最低限、卒業する必要はあるわけです。将来キャンパスで式を挙げたい現役学生の皆様は、頑張って卒業してくださいね。

この関西学院のように、卒業生の式を許可する大学は、けっこうあるようです。キリスト教の精神に基づき、「結婚とは」といったテーマで、神父からちょっとした講義を受けることを求めるところもありますね。このように、キリスト教の教義に関わる意味もあるのでしょう。マイスターはミッション系の卒業生ではありませんが、こういう行事を通して深く人生を考えられるように、大学やその付属機関が関わっていくというのは、それはそれで大変に意義のあることだと思います。

それに加えて、よこしまなマイスターとしてはやっぱり、「学園に対する一体感、愛校心の醸成」という点にも着目してしまいます。

卒業生は、「一生の想い出」の場所として、より鮮明にキャンパスに愛着を持つことになります。場所だけでなく、結婚式のサポートをしてくれるスタッフ、祝福してくれる学生達なども、大学に対するイメージをより立体的に、豊かにしてくれるのではないでしょうか。

卒業生のパートナーや家族、友人などは、式への参加を通じて「あいつは、こんな素敵なキャンパスで過ごしていたのか。いいねぇ」と、大学に関心を抱いてくれるかも知れません。少なくとも何らかの良い印象は持ってもらえるでしょう。大学を知るキッカケになりますよね(卒業生同士が結婚した場合は特に)。

在学生達は、同じ学園のメンバーである先輩達が、卒業しても大学を愛している、というのを実感できます。既に引退した還暦過ぎのOBだけでなく、若い卒業生達もキャンパスを愛している! …という事実は、在学生にとってはとてもうれしいことではないでしょうか。
いつか自分もキャンパスに戻ってくる、なんてことを想像する人もいるかも知れませんね。キャンパス内で幸せそうに式を挙げている先輩達のいいイメージが、大学のイメージを形作る要素の一つになるんじゃないかと思います。

うーん、いいことだらけです。
もっとも、色々とごたくを並べましたが、結婚式の風景ほど、一目でこれだけ幸せな、良い印象を与えられるビジュアルって、そうはありません。
「大学で結婚式をやっているって、素敵だよね!」
これだけで、結婚式を挙げてもらう理由としては十分なのでしょう、きっと。

なお、OB以外にも、チャペルを開放している大学はあります。

■「教会挙式 結婚式 東京都内のチャペル一覧」(olive-hill)
http://www.olive-hill.com/chapel/area_c.html

上記のページはウェディングビジネスを手がける企業のものなのですが、よく見ると、上智大学内のチャペルが掲載されています。上智大学の場合、どうやら大学の付属チャペルではなくて、イエズス会所属の、独立したチャペルなのですね。なので、こういうこともできるわけですね。

なお、チャペルのない、「非宗教系」の大学でも、キャンパス内で結婚式を行うことはあるようです。

■「本学キャンパスが、結婚式の会場に」(長岡造形大学)
http://www.nagaoka-id.ac.jp/news/news_64.html

この結婚式は、新潟県中越地震で被災し結婚式を挙げられずにいた方のために、ウエディングデザイナーの桂由美さんが企画したもので、本学は会場として大学キャンパスを提供したほか、学生たちがボランティアスタッフとして、式の進行をお手伝いしました。会場には、キャンパス内・中庭~学生エントランスのスペースが選ばれました。結婚式会場としてドレスアップされ、いつもとは違った雰囲気です。(上記リンクより)

これは素敵な取り組みですね。素晴らしい!
こんな形でキャンパスが使われたら、最高ですね。

■「卒業生が本学キャンパスを舞台に結婚式の前撮り(4/5)」(長崎総合科学大学)
http://www.nias.ac.jp/cgi-bin/news/news_view.cgi?KEY=213

 4月5日、本学グリーンヒルキャンパスのシェスタ広場において、平成13年度に本学工学部建築学科を卒業した広畑政幸さんとその婚約者が結婚式の前撮りを実施した。
 結婚式を目前に控え、思い出のキャンパスで撮影したいと本人から依頼があったもので、桜咲くキャンパスでの撮影は幸せ一杯の雰囲気に包まれていた。(上記リンクより)

こちらは、卒業生が結婚式衣装の「前撮り」のために母校を訪れたというニュース。よっぽど素敵なキャンパスなのでしょう。そしてまた、よっぽど母校を愛しているのでしょうね。
もし卒業生の方から「ぜひ思い出のキャンパスで撮影したい!」なんて依頼があったら、マイスター、全力でお手伝いしたいです!

このように、あなたの大学も、結婚式の会場になる可能性はあるのです!

あとは、学園祭で結婚式を行うパターンですね。

■「学園祭『ホスピバル』:毎年、一般公募による本物の「結婚式」・「披露宴」を実現!」 (西武文理大学)
http://www.bunri-c.ac.jp/univ/event/main.htm

毎年、一般公募で結婚式を行っているそうです。

マイスター、この西武文理大の他、早稲田大学や日本大学芸術学部などの学園祭で、結婚式を行っていたのを見た記憶があります。
また、慶應SFCは、卒業生のためのホームカミングデイで、結婚式を行ったそうです。

学内イベントと結婚式というのは、いい組み合わせなのかも知れません。
同じ大学のメンバーということで、みんな仲間の幸せを祝福してくれますし、結婚する本人達にとっても、(別に仲の良くない会社の上司よりも)うれしいことだと思います。

本人達もハッピー、周りもハッピー、大学もハッピー。

うーむ、結婚式の幸せパワーって、すごいですね。

長くなってきたので、この辺にしますが、キャンパス内で結婚式をやっている風景にはやはり、人を惹きつけるなにがしかの魅力があるようです。

それに、一生に一度のイベントの舞台として大学を選んでくれるような卒業生は、大学にとっては大切な宝のような存在です。

なので、もし卒業生が、「このキャンパスで結婚式を挙げたいんです!」なんて相談に来られたら、そのときは、最高の想い出作りのために、全身全霊をもってサポートして差し上げたいと思う、マイスターでした。

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今回はキリスト教系の話題ばかりでしたが、神道系などのこともそのうち取り上げたいです。

2 件のコメント

  • どうもマイスターさんはじめまして。
    同業者の一人です。取り上げていただきありがとうございます(笑
    個人的に結婚式の効能は『寄付金』や『子供を入れたい』というのに深く関係していると考えておりやす。『この学校に入ってよかった』と思ってもらえるというのはやはり大事ですね。

  • はじめまして、こんばんは
    こちらの「キャンパスで結婚しよう!」
    の記事が個人的に好きなため、
    ここにコメントさせていただきました。
    リンクをさせていただいておりますが
    どうぞよろしくお願いいたします。