卒業生が制作　北大公認・ポプラの黒板消しストラップ

最近、食べ物を除く、生活品のかなりの部分をネット通販で買っている気がするマイスターです。

……と書いてみると、「大丈夫か自分！」と少し心配になってしまう感じですが、別に引きこもっているわけでもなんでもなくて、単にネットでの買い物が楽しいからです。

Amazon.comが登場し始めたとき、本好きの人の間では

「ネットで本を買うなんて味気ない！
　町の本屋さんの方がずっと楽しい！」

という意見が結構あったように思いますが、今では、あまりそんな意見は聞きません。
多分、Amazon.comで本を買うという体験には、本屋さんで本を買うのとはまた違った楽しみがあると、多くの人が知ったからだと思います。

本棚を見ながら「おっ、こんな本があるのか」と発見する喜びと、「あなたが今買った本を買った他の方は、こんな本も読んでいますよ」というリストを見て、思ってもいなかった良書に巡り会う喜びは、それぞれ良いもので、別にどちらが上というものではありませんよね。本との出会い方が、ひとつ増えただけです。
マイスターは、本屋もネット書店も、どっちも大好きです。

そんなマイスターの最近のお気に入りは、やはりネット通販で買った、携帯のストラップです。

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ご覧ください。なんとも愛らしい、ミニチュアの黒板消しです。
手触りや質感も、まさに黒板消し。木工職人さんが手作りしている、かわいくも本格的な一品です。携帯画面の汚れも拭き取れて、あら便利。

↓こちらで買いました。

■「『黒板消しストラップ』学校シリーズ」（空沼工房）
http://www.soranuma.com/shopping/item/a00035.html

どうやらこの製品、他のネットショップにも卸売りされている、超人気アイテムのようです。
かわいい上に、学生時代のノスタルジーも感じられるあたりが、幅広い受けているのかも知れません。

↓なお、合わせて買った「黒板ストラップ」も、いいです。

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チョークが付属していて、実際に書くことができます。

上記のショップサイトには、「北海道の木を使った、手作り携帯ストラップ・キーホルダーの店」とあります。
こんな製品、インターネットでもなければなかなか出会えません。

いいよなぁ、インターネットも……と思っていたら、↓こんなニュースを見つけました。

【教育関連ニュース】—————————————–

■「ポプラ並木の思い出は消さないで　倒木活用のストラップ販売　北大」（北海道新聞）
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/37236.html
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北海道大学が、二○○四年九月の台風１８号で倒れた構内のポプラ並木で活用した黒板消し形の携帯電話用ストラップを構内の売店で売り出した。

長さ二・五センチ、幅一・五センチのポプラ材に布を張り付け、携帯電話の画面もふける。同大卒の家具職人見習い三島千枝さん（３３）の手作りで、価格は千二百円。

（上記記事より）

あらっ、どこかで見たデザイン！

……と思って、前述のショップサイトの情報を見たら、こちらの報道で紹介されている方でした。
北大出身の方だったんですね。

ポプラ並木は北海道大学の象徴の一つでしたが、2004年の台風で多くが倒れてしまいました。
その倒れたポプラ並木を何かに活かせないか、と考えた大学の関係者の方々と、木工職人としてネットでも評判の卒業生とが、こういった形でコラボレートしたということなのかなと想像します。

■「北海道大学認定『ポプラの黒板消しストラップ』順次入荷」（北海道大学）
http://www.hokudai.ac.jp/shinchaku.php?did=140
■「ポスター：北海道大学認定『ポプラの黒板消しストラップ』（PDF）」（北海道大学）
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/topics/pdf/eraser.pdf

↑こちらのPDFを見ると、商品のデザインがよくわかります。
まさにマイスターが買った黒板消しストラップと同じものですが、マイスターの持っているものは「イチイ」という木でできているそうです。
一方こちらは北大のポプラでできており、「HOKKAIDO UNIVERSITY」の文字とマーク入り。
これはいいですねー。価格もお手ごろですし、キャンパスの人気グッズになりそうです。

というわけで、

○キャンパスの遺産を活かす
○卒業生とコラボレートする

という二点で、ちょっと参考になる事例なのではないかなと思い、紹介させていただきました。

以上、最近、キャンパスグッズの話題ばかりご紹介している気がしないでもないマイスターでした。