本当に、「あっ」と言う間でした…。
今週も、恐らく既にご存じのものと、もしかするとご存じないかもしれないもの、
そんな教育関連ニュースを織り交ぜてご紹介しますね。
【教育関連ニュース】——————————————–
■「来年度、国立大の入学定員減少」(毎日新聞・MSNニュース掲載)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/archive/news/2005/09/19/20050919ddm004040146000c.html
■「教育基本法:先行き見えぬ改正論議 郵政法案の余波で」(毎日新聞・MSNニュース掲載)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050924k0000m010114000c.html
■「教育基本法改正案の要綱案骨子 「愛国心」は両論併記」(読売オンライン:教育)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/s03/20050707tv01.htm
■「小学生の校内暴力、2年連続増 『対教師』急増 文科省」(Asahi.com)
http://www.asahi.com/life/update/0922/006.html
■「小学生の校内暴力、最悪の1890件…対教師32%増」(読売オンライン:社会)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050922it14.htm
■「塾選びのポイントは『家から近い』『講師が熱心』『進学のための学力がつく』」(Benesse教育情報サイト)
http://benesse.jp/enquete/050914.html
■「教育提言:学習指導要領の見直し 「基準」確保と教師裁量の整合性を」(教育新聞 9/19)
http://www.kyobun.co.jp/teigen/09.html
■「インフォメーション:教室の天井の高さ制限、廃止へ--文科省・中間報告」(毎日新聞:MSNニュース掲載)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/archive/news/2005/09/19/20050919ddm004040147000c.html
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国立大全体での合計定員数、前年度より92人減って、12年連続の減少です。
大学合併などによる増加分も多かったけど、学部学科改組、募集停止などによる減少も多かった…。
なお大学院は専門職大学院を中心に、前年度から1,015人が増えています。
教育基本法改正論議、進まず、です。
「公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画する態度の涵養(かんよう)」
といった「公共の精神」や、「国際性」に触れること、「高等教育」「私学」の重要性を明記することなどでは自公が一致していたのですが、「愛国心」という表現を使うかどうかで意見が割れ、その後、調整が難航しておりました。
さらに両党のパイプ役として調整にあたっていたキーマン、保利耕輔元文相が郵政民営化に反対し無所属となったことが、いっそう事態を膠着状態に。
こんなところで影響が出ていました、今回の解散。
公立小学校で起きた「教師への暴力」が、前年度253件から33%増の、336件。
「小学校では学級担任が子どもの問題を一人で抱え込み、学校全体や関係機関と一緒に取り組めない。結果的に問題が放置され、同じ児童が暴力を繰り返すケースもあるのではないか」と文科省は分析。
「ささいなことで短絡的、突発的な暴力に走るケースが目立つ」とも。
読売の記事がいくつか事例を紹介しています。
塾に行く子供。
高校受験を控える中学3年生では半数以上が塾に通う。通塾率は小学4年生から急激に増加。
塾に通う子の中での詳細も興味深い。5年生では「週3日以上」通う子が半数。月謝も、\20,000以上払っているケースが50%を超えるのですね。
学校関係者がどう考えていようと、もはや塾を抜きに、教育の成果を語れない時代であるのは疑いがないようです。
親が塾に期待するのも、ズバリ、「学力という成果を出すこと」である模様。
9/19の記事。次期学習指導要領について。
「長期的には学習指導要領は最低基準としての性格を一層明確にし、それに見合った成果を保障し、さらに現場の自由度を高めていく」という流れで議論が進んでいるようですが、それに対して「現行の学習指導要領でも、発展的な学習、補充的な学習の登場などによって、教師の裁量、自由度は打ち出されているが、それほど有効に「裁量」や「自由度」が行使されているとはいえない。次期学習指導要領では、この点を十分配慮する必要があろう。」とのご意見。
ごもっとも、です。
全教室一律だった天井高が、変わるかも。
これまで学校の教室の天井高は、「3メートル以上」と建築基準法で定められてきましたが、これが廃止される見込みです。
○子供にとってはあまり違いがないらしい、
○というかむしろ2.7mの方が落ち着くらしい、
○んで、2.7mにすると、校舎のコストが約1.5%削減できるらしい、
と、もっともな理由が3つもそろってしまったので。
「3m制限」があったため、6歳から12歳までの全教室を全部おなじ3.0mジャストで設計したような手抜き学校ばっかりになってしまっていました。が、これでもうちょっと多様な学びの場ができるかも。
なお、経費削減が目的になってはいけません、とのお達しです。
今日は、ちょっと肌寒い一日でした。
クールビズも、そろそろ終わりですね。
明日は、久しぶりにネクタイをしていく人が、増えるかもしれません。
さて、次の連休っていつだろう…と、思わずカレンダーを調べてしまったマイスターでした。