マイスターです。
国立大学二次試験、前期日程の合格発表が全国で行われています。
■「吉報の届け方」
先日、合格発表をwebサイトのみで行う大学が増えてきたとご紹介したばかり。それに現在は、推薦やAO入試などで大学に入学する大学生がほぼ半数を占めていたりします。
逆に、3月末まで入試を行っている方も、大勢います。
それでもやはり、この時期にキャンパスの掲示板の前で喜びを爆発させたり胴上げされたりする受験生の様子は、大学受験の象徴なのでしょう。
各地域での注目度も高く、全国でほぼ一斉に行われる国公立大学の合格発表に合わせて、さっそく地元新聞など各地域のメディアが、キャンパスでの喜びの様子を報じ始めました。
そんなニュースの中で、インタビューを受けた受験生達が、合格の喜びと共に語る言葉があります。
ある受験生は興奮気味に、ある受験生ははにかみながら、ある受験生は喜びの涙に頬を濡らしながら。
それは、4月から始まる大学生活への期待であったり、これまで抱えてきた不安の大きさであったり、支えてくれた周囲の人達への感謝の言葉であったり、また、将来の夢であったりします。
以前からずっと胸の中にあった言葉もあれば、突然のインタビューで、とっさに出た言葉もあるでしょう。
いずれにしても、輝かしいヒーローインタビューであることには違いありません。
今日は、全国のニュースの中から、そんな合格者達の言葉を集めてみました。
「一年間努力して良かった。地球資源の循環システムについて研究したい」
(北海道大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「うれしい「春」到来 北大などで前期合格発表」(北海道新聞)記事より)
「大学生活ではバスケットボールに打ち込みたい。体育教師になるのが将来の夢」
(弘前大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:番号見つけ、声弾む春 弘前大前期日程、925人が合格 /青森」(毎日jp)記事より)
「勉強もサークルも楽しみながら、将来の夢を見つけたい」
(秋田大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:秋田大合格発表、619人に希望の春 /秋田」(毎日jp)記事より)
「きのうは不安で眠れなかったけど、今は解放感でいっぱい。大学でも部活動を一生懸命やりたい」
(岩手大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「念願の春、笑顔咲く 岩手大・前期合格発表」(岩手日報)記事より)
「自信がなかったから力が抜けた。思う存分友達とカラオケで遊びたい」
(岩手大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「念願の春、笑顔咲く 岩手大・前期合格発表」(岩手日報)記事より)
「2次試験の出来が不安だったのでドキドキしたけど、合格できてうれしい。大学では外国の文化を学びたい」
(福島大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「福島大570人合格」(読売オンライン)記事より)
「合格出来て本当にうれしい。大学では哲学の勉強をしたい」
(信州大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「信大前期日程 1382人喜びの春」(読売オンライン)記事より)
「第1志望の信大に合格できて、信じられない気持ち。中国語などを学ぶのが楽しみ」
(信州大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「信大に春到来 2次試験前期合格発表」(長野日報)記事より)
「世界で活躍できる人間になるため、広く国際問題について勉強したい」
(筑波大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:筑波大で前期日程合格発表 1496人に待ちわびた春 /茨城」(毎日jp)記事より)
「公務員になって改革を断行したい。今の体たらくはひどい。いずれは政界に出たい」
(東京大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「東大で前期の合格発表 本郷で3000人 2008/03/10 13:06」(徳島新聞)記事より)
「夏からのスパートで自信がありましたが、ほっとしました」
(山梨大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:524人に希望の春 山梨大3学部の合格発表 /山梨」(毎日jp)記事より)
「頑張ったかいがあった。これまでとは違った科目が勉強できるのが楽しみ」
(富山大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:1246人に“春”--富山大、前期日程合格発表 /富山」(毎日jp)記事より)
「早くやりたいことを見つけたい」
(富山大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:1246人に“春”--富山大、前期日程合格発表 /富山」(毎日jp)記事より)
「中国語を学び、多くの友人を作りたい」
(富山大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「1246人に「春」 富大で前期合格発表 県立大は188人」(富山新聞)記事より)
「環境保護などにかかわる研究に取り組みたい」
(富山大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「1246人に「春」 富大で前期合格発表 県立大は188人」(富山新聞)記事より)
「番号を見つけてほっとした。哲学や宗教に興味があるので、しっかり勉強したい」
(金沢大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「金沢大で前期日程の合格発表 1380人春」(読売オンライン)記事より)
「先輩に胴上げされ、うれしかった。大学では車のエンジンの研究がしたい」
(金沢大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「『あった!』笑顔の春」(中日新聞)記事より)
「志望を変えず1年間頑張って良かった。クラブに入って大学生活を楽しみたい」
(金沢大学に
合格した受験生(女性)の言葉。■「金沢大で前期日程の合格発表 1380人春」(読売オンライン)記事より)
「大学では障害児教育を学びたい」
(金沢大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「「春」バンザイ 「新生金大1期生」の笑顔 前期1380人合格」(北國新聞)記事より)
「病気を乗り越えて頑張ってきて良かった。勉強といっしょに、キャンパスライフも満喫したい」
(岐阜大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「来月から岐大生、喜び満開 前期日程の合格者発表」(中日新聞)記事より)
「受験が終わり、発表日まで不安だった。将来は、情報工学の専門家になりたい」
(京都大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「京大2898人サクラサク 合格発表」(読売オンライン)記事より)
「弁護士を目指し、あこがれの京大で勉強を頑張りたい」
(京都大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「京大2898人サクラサク 合格発表」(読売オンライン)記事より)
「英語の記述問題に苦労した」「本当にうれしい」「(英語教師になるのが目標で)大学でいろんなことに挑戦したい」
(三重大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「笑顔で将来への一歩 前期日程入試、三重大で合格発表」(中日新聞)記事より)
「センター試験で失敗していたので不安だったが、とてもうれしい。大学では赤字国債の解消について勉強したい」
(神戸大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「受験生に「春」神戸大で合格発表」(神戸新聞)記事より)
「一日6時間以上勉強したかいがあった」「将来は金融関係の企業に就職したい。勉強も頑張り、サークル活動もしたい」
(神戸大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:天にも昇る喜び 神戸大で前期日程合格発表 /兵庫」(毎日jp)記事より)
「夢だった音楽教師に一歩近づけて最高の気分。大学では勉強やサークル活動を楽しみたい」
(鳴門教育大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「89人に喜びの春 鳴門教育大、前期日程の合格者発表 」(徳島新聞)記事より)
「自信がなかったので、夢のような気持ち」
(鳥取大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「鳥大で合格発表」(読売オンライン)記事より)
「将来の夢は裁判官。勉強とサークルを両立させ大学生活を楽しみたい」
(岡山大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:1627人、春ほほ笑む 岡山大で合格発表 /岡山」(毎日jp)記事より)
「2次試験の数学の結果が心配で、合格してホッとした。サークルに入って、大学生活を充実させたい」
(岡山大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「岡山大 1627人笑顔 前期日程合格発表」(読売オンライン)記事より)
「緊張して眠れなかったけどすごくうれしい。高校の部活でやっていたバレーを続けたい」
(島根大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:夢に見た春 島根大、県立大で合格発表 /島根」(毎日jp)記事より)
「本当にうれしい。学校の先生にも早く報告したい」
(島根大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「島根大、県立大で前期試験の合格発表」(山陰中央新報)記事より)
「昨日はドキドキして眠れなかった。大学ではサークル活動で新しい友達を作りたいな」
(香川大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:761人、“春”つかむ 香川大で合格発表--08年度前期日程 /香川」(毎日jp)記事より)
「もう頭の中が真っ白。これまで支えてくれた両親に感謝したい」
(香川大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:761人、“春”つかむ 香川大で合格発表--08年度前期日程 /香川」(毎日jp)記事より)
「今までの苦労が報われて本当に良かったです。春からは自分の夢に向かって走っていけるような大学生になりたいです」
(徳島大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「811人の合格を発表」(四国放送)記事(動画)より)
「合格を実感したくて見に来た。大学では気を抜かずに勉強に打ち込みたい」
(徳島大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「811人“春”つかむ 徳島大、前期日程の合格者を発表 」(徳島新聞)記事より)
「支えてくれた両親に伝えて、安心させたい。化学の分野で勉強を頑張って、大学院への進学を目指します」
(愛媛大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「愛大1233人に春 6学部前期日程」(読売オンライン)記事より)
「勉強、アルバイトと色々やってみたい。高校と同じ陸上部に入るのもいいかな」
(高知大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「高知大743人に春 前期合格発表」(読売オンライン)記事より)
「まだ信じられません。教育と心理の両方を勉強したいです」
(大分大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:667人に喜びの春 大分大2次試験前期、一足早く合格発表 /大分」(毎日jp)記事より)
「4年間で将来について決められるよう、充実した毎日を送りたい」
(佐賀大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「大学入試:佐賀大前期、1054人に春 /佐賀」(毎日jp)記事より)
「一人暮らしは不安だし、サークルも決めていないけれど多くの人と出会えるのが楽しみ」
(長崎県立大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「新「県立大」で合格発表 455人に春」(長崎新聞)記事より)
「やっと(受験が)終わった。少し体を動かしたい。大学ではハードロックのバンド活動に打ち込みたい」
(熊本大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「大学入試:1361人に春 熊本大で合格発表 /熊本」(毎日jp)記事より)
「友だちも合格していたので、とてもうれしい。大学生になったら、高校一年の時に行った米モンタナ州に留学したい」
(熊本県立大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「302人の夢かなう 県立大で前期合格発表」(くまにちコム)記事より)
「ずっとプレッシャーで押しつぶされそうだった。親に合格を伝えると、『良かったね』と喜んでくれてホッとした」
(宮崎大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「673人に喜びの春 宮大で前期日程合格発表」(宮崎日日新聞)記事より)
「あまり自信がありませんでしたが、ほっとしました。勉強やアルバイト、サークル活動に頑張りたいです」
(宮崎大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「673人に春…宮崎大前期合格発表」(読売オンライン)記事より)
「ホッとした。家族や友人、先生に報告する。将来は体育教師になりたい」
(鹿屋体育大学に合格した受験生(男性)の言葉。■「鹿屋体育大と県立短大で合格発表 443人吉報」(南日本新聞)記事より)
「朝起きたら不安になったのでうれしい。大学生活が楽しみ」
(鹿児島大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「1533人 笑顔“満開” 鹿大前期合格発表」(南日本新聞)記事より)
「遊ぶのも我慢して、受験勉強を頑張ったのでとてもうれしい。大学では勉強やバイトに熱中したい」
(琉球大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「1188人喜びの「春」 琉大一般入試合格発表」(沖縄タイムス)記事より)
「自信はなかったが、安心した。新聞社に就職したいので、(大学では)それに向けて頑張りたい」
(琉球大学に合格した受験生(女性)の言葉。■「受かった舞った喜び満面 琉大、県芸が前期合格者を発表」(琉球新報)記事より)
以上、マイスターが見つけた限りの、合格者のインタビューです。
表現の仕方は人それぞれですが、どれも素敵な言葉だとマイスターは思います。
そして、インタビュアーの質問の仕方もあるのでしょうが、
「○○したい」
「○○になりたい」
という、能動的な目標や夢が多く語られていることが、とても印象的です。
長く不安と戦いながら努力してきた受験生が、ひとまずの勝利を手にして語る「これから」は、感動的。
ぜひ、こうして語った言葉をずっと持ち続けて、勉強でも大学生活でも、様々なことに挑戦していって欲しいと思います。
合格を手にされた皆さん、本当におめでとうございます。
もちろん、ここに取り上げられたのは、全国の、ほんのいくつかの例に過ぎません。
実際には私大も含め、数十万人の受験生がいて、それぞれにドラマがあるはずです。
入試も、まだまだ続きます。
目標の達成や、夢の実現のための努力に、終わりはありません。
がんばりましょう!
以上、マイスターでした。
※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。