■「県教委、新潟市の教諭ら4人を処分(新潟)」(読売教育ニュース)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20050601wm01.htm
こういうニュースを見るたび、なんでこんな人間が教師に!?と驚かずにはいられません。
で、この報道でちょっと考えさせられたのは、以下に並んだ、それぞれのコメント。
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県教委:
「総合判断の結果、厳しい処分を下した。新潟市教委と連携して信頼回復に全力を尽くしたい」
校長:
「今後2度と起きないように保護者の信頼を取り戻したい。児童にも登校してもらえるよう、誠意を持って対応していきたい」
児童の母親:
「処分は望んでいなかった。できれば学校側と歩み寄っていい方向にしていきたかった」
———————(以上、読売教育ニュースから抜粋)
とりあえず個人的に、一番最初に突っ込みたかったのは、
「誰の発言も、被害にあった子どもの方を向いてない」
ってところです。
次に思ったこと。
子どもとその保護者は、教育サービスを「受ける側」であるはずではないのか。
さらに言えば、教育もサービスである以上、「最高のサービスを選択する権利」を持っているんじゃないのか。
この保護者がどういう背景、どういう考えでこうしたコメントを出したのかはわかりませんので、あんまり無責任なことは言えません。
でも、被害を受け、学校を恐れるまでにさせられた子どもの側から、「学校側に歩み寄っていい方向に」という言葉が出ることには、健全でないものを感じました。
ダメな教育はお客様から選択されなくなり淘汰される、というのが健全なサービスを生み出す、健全な競争だとマイスターは思っていますので、この記事を読んで、胸がねじれるような気持ち悪さ、をおぼえています。
「いい方向にしていきたかった」って、どういうことなんだろう…。
あと、校長&教諭はこの後具体的にどういう対応を取ったのか、知りたいです。
おそらく、保護者と学校との間で交わされる話し合いの中で、子どもが置き去りにされないことを祈るばかりです。