アメリカの大学がよくわかる

上着は職場に置きっぱなし、ネクタイも出勤直前に締める今日この頃。
このクソ暑いのに、スーツフル装備でやってられるかぁ!と叫びたいマイスターです。

そもそも、大学でスーツ着る意味って?

さて、大学改革だなんだ、と議論するとき、引き合いに出されるのがアメリカですねー。

高等教育段階で世界一競争力を持っているのはアメリカ、
参考にすべき仕組みが多いのもアメリカ、
どうも、これは共通認識のようです。

(ウチの大学はそうでもないけど)教員の採用でも、アメリカへの留学経験者を優遇するような雰囲気が最近の日本の大学に広がっているような気がしますが、それはいいことだと思います。

やっぱアメリカなのかー!?

さてそんなアメリカですが、具体的にどんな教育を?

…というわけで、お勧めしたいのが、↓のサイト。

■栄 陽子留学研究所「アメリカ大学留学入門」
http://www.ryugaku.com/diploma/university/index.html

アメリカ留学をサポートする企業が作っています。
そのため、サイトの説明は日本の高校生や保護者向けに書かれていて、とてもわかりやすいんです。

アメリカの大学は、その目的によって、いくつかの種類に分けられます。
古くからある私立総合大学(=univercity)と小規模なリベラルアーツ・カレッジでは、大学の目的も、カリキュラムも、学費も、学生のバックグラウンドも全然違います。

また同じunivercityという名前でも、州立大学はまた役割が違います。

コミュニティ・カレッジに至っては、日本には存在しない種類の教育機関ですが、いちおう大学です。

このようにアメリカでは、様々な種類の大学が、社会の中でそれぞれの役割を担っていて、どれが一番という単純なピラミッド構成にはなっていません。

はっきりと「エリート養成」のような大学はもちろんありますし、大学ランキングも日本以上にありますが、それぞれの大学に、それぞれ違った役割が認められている雰囲気は、伝わってきます。

日本だと、新設の大学も100年以上の歴史がある大学も、東京都内の大学も地方大学も、単科大学も総合大学も、ネコもシャクシもみんなunivercityを名乗りますよね。
そんな多くの大学関係者のアタマにある大学の理想像は(なれるかどうかは別として)、旧帝国大学のような研究中心の大学ではないでしょうか。

日本の大学って、本当に画一的だったんだなぁ…。

マイスターは転職直後にこのサイトを知りましたが、このサイトのおかげで、
そんな日本の大学と、アメリカの大学のあり方の違いがよくわかりました。
知らないことや、誤解していたことも多く、勉強になりました。

転職直後に読んでおいてよかったかも!

ハーバード大学のような名門私立大学では、入学してからも有名教授から直接授業を受けられることは少なく、専門教育は大学院から。しかしバラエティ豊かな学生を確保するため、<font size=”+1″>同じ大学の学部から大学院に進学する学生は毎年数名しか認められない。
…こうした「在学生の視点」まで知っておくと、より、アメリカの大学のあり方についてあれこれ考えられるのではないでしょうか。

(しかし、こうしたことを知らないで安易に留学先を決めたら悲惨ですよね…ハーバードの学費はとんでもない額ですし)

日本の大学も、もっと多様なあり方でいいんじゃないかな、なんて考えるキッカケになりました。

この「アメリカ大学留学入門」のサイトは、読み物形式になっていて、一気に読めます。

昼休みに読むにはちょうどいいですよ。