【キャンパス・ウォッチ】 中国の頭脳(1) 北京大学

マイスターです。

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どこの観光地かと見まごう風景。
これが、なんと大学キャンパス内だったりします。

今回の記事のタイトルにあるように、中国を代表する大学の一つ、北京大学です。

そんなわけでマイスターは現在、北京に来ております。

オリンピックの視察……などでは、もちろんありません。
東北大学の江刺研究室と共同で行っている、塾大連携「スーパー ナノメカニクス プログラム」で活躍した高校生代表3名を、中国の研究者や学生の方々と交流させるためです。
↓詳しくはこちら。

■「【SNP】 第1講 開会式と初回講義、懇親会」(スーパープログラム・ブログ)

その交流の様子は、いずれ「スーパープログラム・ブログ」に書くとして……。
せっかく、世界的な大学に行ってきたので、キャンパスの様子をご紹介したいと思います。

■北京大学

ご存じの方も多いでしょうが、北京大学は、中国を代表する大学のひとつです。
1898年、清朝政府により設立されて以来、数々の研究者や中国のリーダーを送り出してきました。

最近では、「国内トップ」の評価は清華大学に明け渡しているようですが、魯迅など先駆的な人物が教壇に立ち、革命を支える人材に影響を与えてきたことや、「五四運動」の起点になったことなど、歴史上の位置づけは小さくありません。

そんな北京大学のキャンパスは、ハイテク企業が集まる中関村地区にあります。

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キャンパス内は、やはり広いです。

当たり前かも知れませんが、洋風なようでいて、やっぱり中国風の風景です。
日本の東大・本郷キャンパスが、赤門や三四郎池を除くとほぼ西洋風の建築でトーンが統一されているのと比べると、違いますね。

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↑これまた当たり前ですが、案内などは中国語です。
留学生なども多いので、英語も併記。

学生さんに聞いたところ、授業は基本的に中国語で行われており、海外から招聘した教授などによる講義では英語が使われる、とのこと。これは、日本と同じですね。

(ちなみにマイスターは学生の時、香港の大学で行われるワークショップに参加したことがあるのですが、香港の大学は、授業は基本的に英語だと言っていました。
もっとも、北京大学の学生さん達も、英語はペラペラみたいですけれど)

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↑キャンパス内に劇場があるのか、あるいは何かの展示でも行われているのか、映画の看板が並んでいます。
手前にあるのは、どうやら「ナショナル・トレジャー」ですね。

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上記は、開学百周年を記念して建てられたという「百年記念講堂」です。
外部からの来賓が講演を行うことも多いようで、昨年末、日本の福田首相が講演を行ったのもここだとか。

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↑これは学食。
うまく写真が撮れなかったのですが、中は非常に広かったです。

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↑この巨大な建物は何かと言うと……

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↑図書館です。
この図書館、規模はアジア最大級だそうです。

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↑そこかしこの建物に、このようなプレート。
国から指定を受けている、選ばれた研究機関であることが示されています。

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↑日本で言う「○○棟」が、こちらだと「○○楼」なんですね。

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↑そしてこちら。
日本でも欧米でも、伝統ある大学には、キャンパス内にシンボルとして「塔」が建てられているケースが少なくありませんが、北京大学にはこんな塔がありました。

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↑また、北京大学内には、あり得ない広さの湖が存在します。
池のスケールを越えて、もはや湖です。
(冒頭の写真もこちら)

「未名湖」という名前で、話によると「今はまだ名もない学生だが、いずれ名を成す若者達」をイメージしてつけられたのだとか。
なかなか粋な名前ですね。

……と、そんなわけで、北京大学のキャンパスの様子をご紹介しました。

今回は、ごく一部しか見ることが出来ませんでしたが、おそらく見所はたくさんあると思います。
日本でも、いくつかの大学と協定を結んでいると思いますので、ご興味のある方は学びに来られてみてはいかがでしょうか。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。