株式会社アローコーポレーションにある「アロー教育総合研究所」が主催するセミナー「強い大学案内の作り方」に、パネルディスカッションのパネリストとして参加させていただきました。
主に、大学の広報担当者の皆様を対象にしたセミナーで、東京と大阪でそれぞれ開催されました。
私は両方に参加させていただきましたが、それぞれで、パネリストの面子が違っており、それがディスカッションの内容にも表れているのが興味深かったです。
【東京会場】
■開催日:5月17日
■パネルディスカッションのテーマ:「進化する大学案内」 いま、最も発信力をもつ大学ジャーナリストが勢揃い!」
■パネリスト
・倉部史記氏(『文学部がなくなる日』)
・友野伸一郎氏(『対決!大学の教育力』)
・山内太地氏(『大学生図鑑2012』)
・山本 繁氏(『中退白書』)
【大阪会場】
■開催日:5月24日
■パネルディスカッションのテーマ:「高校生向け情報の『良い発信、悪い発信』」〜大学案内を中心に〜
■パネリスト
・倉部史記氏(大学プロデューサー)
・世耕石弘氏(近畿大学入学センター事務長)
・長野佳恵氏(目白大学入試広報部長)
・寺戸 真氏(大阪府立岸和田高等学校教諭)
東京会場のように、大学の問題を外から鋭く指摘する方々に囲まれていると、なんだか「大学の中を知っている立場」として、大学側の事情を説明する使命感に駆られる私です。
「なんでこれをやっていないのか!」と指摘するのではなく、「なぜ、十年前から言われているこのことができないのか、みんなで一緒に理由を考えましょうよ。できない理由があるのだから、ひとつひとつ、つぶしていきましょうよ」という視点をご提供するのが、自分の役割かなと思います。
逆に、大阪会場のように、現場で奮闘されている方々の中に混じって話をするときは、「外から見ていると、この部分がわかりにくくてもったいないです。まずはここから始めませんか?」という視点からの発言が、自分の役割かなと思ってお話したつもりです。
同じテーマでも、メンバーが違うとこれだけ会場の雰囲気が違ってくるのか……という点が、参加していておもしろかったです。
会場にお越しくださった皆様、ありがとうございました!