2011年12月に独立し、1年が経ちました。
皆様のおかげで、様々なお仕事をさせていただくことができました。
この場にて、改めて御礼申し上げます。
このブログがきっかけとなって多くの方と知り合ったこともあり、雑誌や書籍などで文章を書かせていただくことは少なくないのですが、2012年度はそれに加えなるべく多くの方の前で、お話をさせていただきたいと思っておりました。
文章よりも、直接お話した方が誤解なく伝わる、ということは、たくさんあります。
おかげさまで、独立1年目としてはありがたい数の講演をさせていただくことができました。
主要な講演・研修・セミナーとしては、以下のようなものを行わせていただきました。
【1月】
■[大学図書館スタッフ対象]
私工大懇話会・図書館連絡会講演
「アウトソーシングできない大学職員の役割って?」
【2月】
■[青少年教育施設の広報担当者対象]
全国青少年教育施設研究集会
「教育機関における広報活動、PR活動について」■[大学教職員対象]
龍谷大学社会学部・社会学研究科FD講演会
「大学選びの現状と、今後に向けて私達ができること」■学校広報ソーシャルメディア活用勉強会(京都)発表
「リーダー学生の育成・獲得とソーシャルメディアの活用」
【3月】
■[大学教職員対象]
地域科学研究会セミナー
「ソーシャルメディアの進化と戦略的発想 〜大学の価値を高める情報とは〜」■[高校教員(進路指導担当)対象]
全国高等学校進路指導協議会 進路学習セミナー
「大学、そして入試はどのように変わろうとしているのか」■[大学入試・広報担当者対象]
大学新聞社 学生獲得戦略セミナー
「高校生の大学選びを取り巻く現状と、大学スタッフにできること」
【5月】
■[高校教員(進路指導担当)対象]
埼玉県進路指導研究会 講演
「大学改革と今後について」■[大学入試・広報担当者対象]
アローセミナー関東版
「強い大学案内の作り方」パネルディスカッション■[高校教員(進路指導担当)対象]
大学新聞社主催 AO・推薦入試情報交換会講演(千葉)
「AO・推薦入試の徹底分析 一志望理由書へ生かす進路指導一」■[大学入試・広報担当者対象]
アローセミナー関西版
「強い大学案内の作り方」パネルディスカッション■[高校教員(進路指導担当)対象]
聖学院大学 高校教員向け大学説明会講演
「キャリア教育と新しい高大接続の可能性」■[高校教員(進路指導担当)対象]
大学新聞社主催 AO・推薦入試情報交換会講演(大宮)
「AO・推薦入試の徹底分析 一志望理由書へ生かす進路指導一」
【6月】
■[大学教職員対象]
慶應義塾大学教養研究センター メディアリテラシーワークショップ 講演
「ソーシャルメディアの現状と活用 〜大学の価値を高める情報とは〜」■[大学入試・広報担当者対象]
地域科学研究会セミナー
「ソーシャルメディアの進化と戦略的発想〜大学の価値を高める情報とは〜」
【7月】
■[高校教員(進路指導担当)対象]
エデュケーショナルネットワーク主催合同プロフェッショナルセミナー講演
「大学、そして入試はどのように変わろうとしているのか 〜『大学のいま』から考える〜」■[高校3年生対象]
埼玉栄高校 進路相談会 基調講演
「『わたし』にとって必要な学びは何なのか? 〜5つのキーワードから考える〜」
【8月】
■[高校生、保護者対象]
神戸海星女子学院大学オープンキャンパス<保護者のための進路研究セミナー>講演
「『わたしの15年後』につながる進路選択」■学校広報ソーシャルメディア活用勉強会 1周年記念教育カンファレンス
<これからの「教育」の話をしよう 教育改革×ソーシャルの力>スピーチ
「『それはまだ早い』という私達の誤解」
【10月】
■某教育系企業のトップの方に行った講演
「ソーシャルメディアの現状と活用」■[高校生対象]
NPO法人NEWVERY<法政大学Weekday Campus Visit>■[大学教職員対象]
これからの大学広報・高大接続実践研究会主催セミナー
<ユニバーサル化時代に求められる新しい学生募集のあり方
ミスマッチ予防のため、高校生に伝えるべきことを考える>
講演「高校生の進路選択を取り巻く現状」
&
実戦解説ワークショップ「大学の個性を伝えるためのポイント」
【11月】
■某教育系企業のトップの方に行った講演
「ソーシャルメディアの現状と活用」■[大学教職員対象]
地域科学研究会セミナー
「高校生に何を語るか〜“進路発見”へのナビ
大学の職員・教員のためのコミュニケーション・ワークショップ」■[大学図書館スタッフ対象]
日本図書館協会図書館利用教育委員会 図書館総合展講演
「生涯にわたって学び、考え、集える図書館をめざして
〜館種の壁を越えた情報リテラシー教育のプロデュース〜」■[高校生対象]
NPO法人NEWVERY<立教大学Weekday Campus Visit>■[高校生、保護者対象]
佼成学園高校 特別進学講演会
「大学の学部・学科をどのように選ぶか」
【12月】
■[高校教員(進路指導担当)対象]
多摩地区高等学校進路指導協議会 進学情報研究会講演
「高等学校の進路指導とソーシャルメディア」■[大学入試・広報担当者対象]
フロムページ主催 博多 大学広報セミナー
「大学案内で、大学の個性をどう表現するか?」■[大学教職員対象]
新潟大学広報担当者研修会
「大学広報とソーシャルメディアについて」
ご覧の通り、大学関係者、高校関係者、そして高校生や保護者の皆様と、「進路づくり」に関わる三者にそれぞれお話しさせていただいております。相手によって、アプローチや表現はもちろん違いますが、お伝えしたい内容は、実は同じです。
自分は別に広報の業者ではありませんし、もはや塾・予備校の関係者でもありません。何かの営業・PRのためにお話をすることもありません。また、別にジャーナリストやライターとして食べているわけではありませんから、センセーショナルな話で名前を売ったり、刺激的なタイトルの本を出し続けて売上を稼いだりすることも目的ではありません(大事なことは、いつでもそう大きくは変わらないはずです)。
大事にしたいのは「高校生の進路づくり」という視点。
この視点をもとに、高校にできること、(入試や広報などをはじめ)大学にできること、高校生にできること、保護者にできること、企業にできること、NPOにできることを、それぞれの皆様と一緒に考えるという講演・研修にしたいといつも思っています。
AO入試やソーシャルメディア、大学広報などのキーワードは、すべて「高校生の進路づくり」をより良くするためのきっかけ、手段に過ぎません。秋入学など、タイムリーな話題をその都度、取り上げることもありますが、こうした言葉に過度に振り回されるのは危険だと思っているので、必要以上に強調することはありません。
それに、いま必要なのは、問題を分析するだけの人や、安全地帯から論じる人ではないはず。いま大学業界で話題になっている論点はほぼすべて、20年以上前から議題にあげられているのですから。
セミナーを聞いた方が
「なかなか面白い話だった。でも、うちじゃ無理だな」
……という感想を漏らしながら帰るという風景は、あんまり生産的ではありません。
私達にずっと足りていないのは議論を実践に変えていく一歩であり、その一歩をつくるための知識・技術やネットワーク、それに、ちょっとした「きっかけ」なのだと思います。その一歩に繋がるような講演やセミナーに、ぜひしたいと思っております。
講演にお越しくださった方から、次の講演の依頼をいただくことも増えました。おかげさまで、気づけば毎月、多くの機会を頂戴しております。年明けも熊本県高等学校進路指導研究会や、北海道の高校など、様々な組織・団体の方から講演のご依頼をいただいております。
お世話になった皆様、本年度は本当にありがとうございました。
ご講演のご依頼……までいかなくても、上記のような取り組みにご関心いただける方は、ブログ右上のプロフィール欄にある連絡先に、メールもしくはお電話をいただければと思います。
2013年も、粛々とがんばります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。