大学生主催のパネルディスカッション&ワークショップ「大学教育を斬る!〜APU生×SFC生と考える〜」

マイスターです。

日本の大学教育は、このままで良いのか。
大学改革は、どうしたら成功するのか。
そもそも理想の大学とは、どんな大学なのか。

そんなことを日々多くの方々が、様々なアプローチで考えています。

優秀な受験生がたくさん集まる大学が良い大学だ、と考える人は多いかも知れません。
就職実績が良い大学が素晴らしい、と考える人も、大勢います。
国内外の様々なランキングを引き合いにし、その上位に食い込めるような大学を目指そうとする考え方もあるでしょう。

一方で、明確なミッションを掲げ、そのミッションを達成できる教育研究をする大学が良い大学だ、と言う人もいます。
卒業生が満足している、退学者が少ないといった指標が用いられることもあります。
他の大学が参考にするような取り組みをたくさん行っている大学を、成功例として高く評価する人もいるでしょう。

おそらく上記のいずれも、発想としては「アリ」でしょう。
「理想の大学」を考える方法って、案外、自由です。
なるべく多くのアプローチを知っていた方が、様々な方と柔軟に議論できますし、結果として求める大学像にたどり着きやすくなるんじゃないかと個人的には思います。

さて、オープンキャンパスなど大学関係者の方々には何かと忙しい時期ですが、そんな大学教職員の方々をはじめ、教育関係者にオススメのイベントがありますので、ぜひご紹介したいと思います。

「大学教育を斬る!」実行委員会主催
大学教育を斬る!~APU生×SFC生と考える~

【日にち】
2010年8月8日(日)
【場所】
早稲田塾 表参道校
(東京都渋谷区神宮前4-26-18 ピアザビル4F)

【時間】
-10:30       受付開始、開場
-11:00~12:40 午前の部 パネル・ディスカッション
                   ~APU・SFCの在学生・卒業生が語る~
-12:40~13:30 昼食休憩
-13:30~    午後の部
-13:40~14:45 グループ・ディスカッション①
            -現状の教育の問題点・改善点を議論する
-14:45~16:00 グループ・ディスカッション②
            -どうやって改善していけるのかを議論する
-16:15~16:40 参加者からの感想シェア・まとめ
-16:40~17:40 交流会(フリートーク)
-18:00~       懇親会(任意参加、有料)
【イベント概要】
~APU生×SFC生と考える~ 参加型ワークショップ
あなたは何のために大学へ行き、何を学びますか?
あなたにとっての「一生モノ」の大学教育とは何ですか?
あなたはそれを叶えるために何ができますか?
このイベントは、APU(立命館アジア太平洋大学)、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の学生・卒業生をパネラーとして招き、皆さんと一緒に行うワークショップです。
特徴的な2大学を例としてひもときながら、あるべき大学教育について考えます。
高校生、大学生、教育機関教職員など、立場を超えて同じテーマを共有し、話し合う一日です。
大学教育のこれからを変えるのはあなたです!
【参加費】
無料
(懇親会は任意参加、3,000円以内予定、アルコールなし)
【申込方法】
以下のURLに飛び、参加申込フォームにご記入ください。
(携帯電話メール可)
http://form1.fc2.com/form/?id=570926
【申込締切】
8月4日(水)(先着順)
【実行委員会代表】
-望月洋子(立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部4回生)
-中村香住(慶應義塾大学文学部1年生)
【注意点】
-当企画に提出していただいた個人情報は、当企画運営のみに使用し、運営関係者外部に流出・転用されることはありません。
-当日、Ustreamおよびtwitterでの中継報告(#apusfc)・アーカイブ保存を行います。カメラなどに 写りたくない方は事前にお伝えください。
-当企画は、立命館アジア太平洋大学と慶應義塾大学が提携して開催しているものではありません。あくまで両大学の学生が主体となって企画・運営しているものですので、あらかじめご了承ください。
【問い合わせ先】
apusfc@gmail.com

大学生達が企画・主催するイベントです。
面白そうなので、こちらでも告知を。

APUと言えば、立命館アジア太平洋大学。
国際学生(留学生)が4割を占め、しかもその出身地が世界90カ国ほどに及ぶという、多文化・多言語環境の大学です。

■立命館アジア太平洋大学

■「立命館アジア太平洋大学 国・地域別の学生数(2010年5月1日付)」(立命館アジア太平洋大学)

そしてSFCと言えば、慶應義塾大学・湘南藤沢キャンパス。
90年代初めに総合政策学部、環境情報学部が設立されて以来、そこで打ち出された様々なコンセプトが、多くの大学に採り入れられてきました。
アメリカで行われていたAO入試(アドミッションズ・オフィス入試)を独自にアレンジし、日本で最初に実施したのも、このSFCです。

■慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス

この両大学。
環境も教育コンセプトも、何しろ個性が際だっていますので、大学業界の方ならおそらく(程度の差はあれ)ご存じと思います。

どちらの大学にも共通するのは、

「今の日本の大学はおかしい、これからはこういう教育が求められるべきだ」

……という、日本の大学教育への明確なアンチテーゼとして設立された大学だということでしょう。
(もちろん、それが成功しているのか、必ずしも良いところだけではないのかは、色々と評価もあると思います)

従来型の教育への反省に立ち、ある意味では「極端」にも見えるコンセプトで作られた、これらの大学を一つの切り口にして、日本の他の大学や、大学教育のあり方について考えてみよう……というのが、上記のイベントの主旨です。

「理想の大学って何?」

……を考える上で、「極端な事例から考えてみる」というのも、ひとつのアプローチの仕方ではないでしょうか。

運営には、APUとSFCの学生が関わっています。両校の卒業生も参加します。
母校のここにはまだ課題があると思う、といったホンネが語られる場面もあるでしょう。

従来の大学へのアンチテーゼとして生まれた両校が、いま抱えている課題や問題点などを話し合うことで、大学教育を違った角度から考察できるということも、きっとあると思うのです。
他の大学の関係者(教員、職員、学生)や、高校生、高校教職員など、様々な方々がそこに加わって、あれこれと自分の考えや体験を出し合っていったら、全員に、思わぬ発見が生まれるかもしれません。

参加申込みフォームは↓こちらです。
高校生、大学生の方々はもちろん、学校関係者の方々こそぜひ、ご参加ください。

http://form1.fc2.com/form/?id=570926

当日は、私も運営側のお手伝いをしています。
皆さんと、色々意見交換などもできればと思います。

ぜひ皆様、周囲の方々とお誘い合わせの上、気軽にご参加ください。

以上、マイスターでした。

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↓イベントのチラシ、クリックで拡大します。

apu_sfc

このブログの記事や、上記のビラの画像も含め、本イベントの内容は、転載・転送歓迎です。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。