1月20日に行われた、「私工大懇話会 図書館連絡会」の集まりの中で、
「アウトソーシングできない大学職員の役割って?」と題した講演をさせていただきました。
「私工大懇話会」とは、以下の理工系13大学によるネットワーク。
図書館の共同利用など、様々な場面で連携しています。
・足利工業大学
・神奈川工科大学
・工学院大学
・埼玉工業大学
・芝浦工業大学
・湘南工科大学
・千葉工業大学
・東京工科大学
・東京工芸大学
・東京電機大学
・東京都市大学
・東京理科大学
・日本工業大学
■「私工大懇話会加盟図書館相互利用について」(私工大懇話会 図書館連絡会)
当日は、図書館長など、大学図書館の中で中心的な役割を担っておられる方々にご参加いただきました。
職員と教員の方の比率が、半分ずつだったようです。
多くの大学が現在、図書館運営業務のアウトソーシング化を進めています。
外部の委託業者から派遣された方が、窓口業務に入られることは以前から珍しくありませんでしたが、
中には「図書館長を除き、まるごと全スタッフを外注」という例もあるようです。
この20年間ほど、大学の図書館運営スタッフ(司書)の人数はほぼ横ばいですが、
外注の比率は少しずつ上がっています。
したがって「大学の図書館で働きたい!」という学生さんは、
大学の職員募集に応募しても、望む業務に就ける可能生は低いです。
図書館の運営業務を受注している企業などに行かないとダメかもしれません。
そんな中、「図書館司書」と「大学職員」という二つの特性を持つ大学図書館員の皆様は
今後、どのようにキャリアを構築していけば良いのか……という内容をお話しさせていただきました。