ご無沙汰しています、マイスターです。
本日は、お知らせが1点。
本が出ました。
本日2/5(土)が、発売日です。
それでなくても、刺激の強いブログなどを書いているのに、過激なタイトルですみません。
(特に、文学部関係者の方)
最初に申し上げておきますと、「文学部がなくなる」ということを言うための本ではありません。
サブタイトルにあるとおり、大学の「いま」 を、広く一般の方々に知っていただこうという主旨で書いています。
ベースになっているのは、このブログでずっとご紹介してきた大学業界のニュースや、
ブログを書きながら調べたり、学んだりする中でわかってきた、大学を取り巻く社会の実情、
それに「当事者」としての、マイスターの実感です。
マイスターは元・大学職員ですが、
現在は高校生に大学を紹介する塾の研究員&プロデューサーであり、
同時に、いくつもの大学で学びを(今も)続けている学生であり、
毎週、就活生に対してセミナーを運営したり、面接したりしている、民間企業の人財採用担当でもあります。
気づけば幸運にも、大学の「入口」側、組織内部、そして「出口」側のすべてについて、現場ど真ん中な経験をさせていただきました。
当事者としてひいひい仕事しているなかで、大学が抱えている悩みや、大学を取り巻く人達が抱えている悩みが、すべて「自分ごと」になってしまいました。
この『文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」』では、高等教育業界のあちこちで仕事をしている中で見えてきた、そんなリアルな「大学のいま」を、率直に説明しています。
大学を客観的に分析する学者の方やジャーナリストの方とは少し違う視点で、大学、ひいては日本の人材育成システムについて考えた本です。
もしよろしければ、ぜひご一読ください。
本日2/5(土)が発売日ですから、もう書店に並んでいると思います。
(昨夜、既に書店に並んでいるのを見かけました)
ところで、せっかく本などを書かせていただきましたから、マイスターは新鮮な気分で色々なところを見てしまいました。
例えばweb上の様々な書籍販売サイトで、既にこの本が買えるようになっているのですが(ありがたいことです)、よく見るとそれぞれのページに掲載されている、書籍の内容についての説明文が、みんな違うんですね。
例えば、以下のような感じ。
大学はいまどんな状況にあるのか。新しい入学試験の方向性とは。文学部の看板をおろす大学、高校では手に負えないAO入試対策、東大の権威などについての各論を展開しながら、大学のリアルな「いま」を語る。
(オンライン書店ビーケーワン『文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」』ページより)
かつては、どの(総合)大学にもあった「文学部」の存在が薄れつつある。いっぽう、文学部の内・周辺・隣接には、次々と新学部・新学科が誕生している。「総合人間学」「国際教養情報学」「文化構想学」「コミュニケーション学」「人間学」など、耳慣れない名称の学部・学科がふえている。「文学部」では、学生が集まらないのか?文学部卒業は就職に不利なのか?大学はどのように受験生を集めるのか?学生・父兄は、大学に何を求めているのか?そもそも大学の役割とは?さまざまなアプローチから、「文系」大学の現状と未来を伝える。
(楽天ブックス『文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」』ページより)
大学とはいったい何なのか。文系の就職難のいま「文学部」の存在意義を問う。文学部では生徒が集まらないため、言い方を変えて生徒を集める姑息なやり方の行く末。受験生も大学関係者も必読。
(Amazon.co.jp『文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」』ページより)
サイトによって、説明の仕方が全然違うものなんですね。
こうした文面は、販売に関わる担当者の方々が、ご自身の判断で書かれているのでしょうか。
筆者としては、どんな風に紹介されているのか気になりますし、読み比べてみると楽しいです。
数え切れないほどの本が毎週発刊されている中、書籍をすべて通読してからこうした説明文を書くというのは無理でしょう。
となると、目次や帯に書かれている情報などをもとに、構成されているのでしょうか。
Amazon.co.jp が一番、過激ですねぇ。
(「姑息」なんて言葉、この本に書かれていたっけ?)
上記3つのうち、どれが実際の本の内容に最も近いのか?
それは……実際に皆様に読んで判断していただきたいと思います。
ブログ「大学プロデューサーズ・ノート」も、始めてから気づけば、もう5年ほどになります。
「いつか本とかになったらいいなぁ」と妄想したことはありましたが、何だか思わぬ形で実現しました。
それもこれも、このようなブログを読んでくださる皆様のおかげです。
改めまして、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
すっかり更新が滞ってしまっていますが、こうして書籍も出せたことですし、なんとかこのブログは続けていきたいと思います。
(というか、ブログが滞った最大の原因が、この書籍なんですけれど……)
最近では、twitterもちびちびと活用しておりますので、そちらもよろしければどうぞ。
以上、マイスターからのお知らせでした。
※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。
最初の開国は明治維新である。二番目の開国は戦後である。三番目の開国はこれからである。
考え方にはいろいろある。自分たちの考え方が理に合わないものであることを証明するのは難しいことである。だが、それが証明できなければ、おかしな考え方を改めることも難しい。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
はじめまして、初めてコメントさせていただきます。
先日、本書を読ませていただきました。
面白い視点かつ、大学の現状を明確に伝えていて非常に参考になりました。
私は現在大学4回生で、大学職員を目指しており本書は私に様々な視点を与えてくれました。
今日、大学に関する様々な書籍が出版されていますが、読む度にいかに日本の大学が厳しい状況にあるかということを感じさせられ、より一層職員になって、微力ながらも現状を打破していきたいという思いが強くなります。
大学が変われば社会は変わると私は信じております。
本書を読んで更に職員になるという思いが強まりました。
ありがとうございました。