【セミナーのご案内】 9/25(金) 「大学におけるWeb活用の動向とこれからの大学Webサイト」

マイスターです。

大学のwebサイトに関して、興味深いセミナーがありましたので、ご紹介します。

■「大学におけるWeb活用の動向とこれからの大学Webサイト」(HARTIN MARTIN)

大学経営、教育・研究、広報のそれぞれの立場から著名な3名の方をお招きして、特別座談会「大学おけるWebサイトの役割」について、熱く語って頂きます。Webサイトの可能性をどこまで広げられるか、そんなワクワク感をこの場から感じとっていただけると幸いです。
(上記ページより)

……というわけで、「大学におけるWebサイトの役割」についてのセミナーだそうです。

目玉は、大学関係者の方々による座談会。

【出演者】
* 芝浦工業大学 常務理事/事務局長 石井 博文 氏
* 明治大学 法学部教授 阪井 和男 氏 (前明治大学情報基盤本部長)
【コーディネーター】
* 中央大学 渡邉 純一 氏 (前中央大学Webサイト開発プロジェクトリーダー)
「大学におけるWeb活用の動向とこれからの大学Webサイト」(HARTIN MARTIN)記事より)

この通り、この座談会が興味深いのは、大学の

「理事」

「教員」

「職員」

……の三者が、大学webサイトを語るってところです。

ここからは個人的な意見。
マイスターは「webサイトは組織そのもの」というのが持論なのですが、実際、どの大学でも、webサイトって、なんだか複雑な位置に置かれているのですよね。

広報戦略の大枠は、各学部・学科を代表する教員の方々による「広報委員会」みたいなところが決めていたりする。各学部のサイトは学部で、各学科のサイトは学科で議論して、それぞれ独自の構想を持っていたりする。

制作業者とのやりとりや、web解析、実際の制作進行管理などは、入学課(アドミッションズ・オフィス)が担当していたりする。で、サイトの管理担当分野が、「広報課」や「教務課」、「図書館課」などと分かれていたりする。
webだけじゃなく、パンフレットなどの制作状況からも影響を受けたりする。

予算や、全体の成果(例えば入学者数や、オープンキャンパス来場者数など)は、理事会が設定していたりする。経営上、PRしたい部分は山ほどあるが、各学部・学科のバランスをとるのに気を遣わなければならなかったりする。webに予算をつけるのはいいが、その費用対効果がわかりにくかったりする。

いったい、誰がどの部分の責任を担っているのか、とてもわかりにくい。
大学のガバナンスは、企業などとは少し違った独自の構造を持っているので、それも関係しているかもしれません。
作るのも運営するのも、何かとやっかいなのが、大学webサイトの特徴だと思います。

以上、話がちょっと脱線しましたが、上記の座談会は、そんな「理事」、「教員」、「職員」の三者が、同じ壇上でwebサイトを語り合うってところが、面白そうだなぁと思ったわけです。
個人的には、それぞれの立場で、webサイトのどんなところにどう苦労されているのか、どんな成果を求めているのか、なんてことをぜひ聞いてみたいですね。

ちなみにコーディネーターは、↓以前の記事でもご紹介させていただいた、中央大学の渡邉 純一氏です。

(過去の関連記事)
・「大学webマスター」によって大学の広報力は大きく変わる

9月25日(金)13:30 開場、14:00 開演 17:30 終了予定。
参加費無料です。
定員60名とのことですので、ご興味がある方は急いで申し込まれた方が良いかもしれません。

セミナー終了後に、パネラーを含めた参加者との情報交換会を開催されるとのことです。
webについて、広報について、ご興味がある方は、参加されてみてはいかがでしょうか。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。