大学の動画活用事例:海外の大学の取り組みから

大学ムービーウォッチャーのマイスターです。

■動画を活用する大学の事例 エントリー一覧

マイスターが見つけた大学関連映像を、不定期にご紹介するこのコーナー。
今日はいくつか、海外の大学のYouTube映像をご紹介します。


【今日の大学ムービー】

■Driven to Discover – Mind Control

■University of Minnesota ad ‘Energy’

まずはこちら。
以前の記事でもご紹介した、ミネソタ大学の映像です。

(過去の関連記事)
■大学の動画活用事例:研究する学生や教員の姿を映像で紹介

研究大学として、「Driven to Discover」をキャッチコピーに掲げ、大学の研究活動を映像でPRしている同大。
上の2つの映像は、どうやら過去に、(おそらく)テレビのCMとして流したもののようです。

「受験生募集中」とか、「○○大学には○○学部があります」みたいなことを直接打ち出すことはせず、研究成果を真っ正面から紹介。
見た人はミネソタ大学の、大学としての活動をイメージすると思います。

日本の大学が制作するものとは、やはりなんだか、発想が違います。

■Learning with cockroaches

↑もうちょっと長めの、こんな映像も。
内容は、タイトル通りです。

↓こんな映像も。

■Safe you is a safe U

英語がわからなくても、内容を見れば、伝えたい取り組みの内容はだいたいわかります。
文章で書いたら、なんてことない数行になると思いますが、映像で見ると印象に残ります。

■U of M study links bad habits to bad grades

↑こちらも学生向けですね。

このように、研究や教育、社会貢献、学内イベント、そして学生向けのサービス等々、大学が行っている取り組みを映像で見せているのが、ミネソタ大学。

しかもすべて、それなりにセンスの良い編集がなされています。
編集って、大事です。

■Duke University Senior Story: Carolyn McDaniel

■Duke University Senior Story: Oshri Hakak

↑こちらは、デューク大学の映像。
ミネソタ大学と切り口が似ていますが、「Senior Story」という見せ方でシリーズ化されているのがポイントでしょうか。

(どうでもいいのですが、ハチの研究の映像、カメラマンの方がちゃんと防護服を着ているのかどうかが気になります……)

■「DukeUniversityNews さんのチャンネル 動画一覧」(YouTube)

デューク大学は、とにかくインタビュー映像を充実させています。
教員や学生の他、各所のスタッフなどが、とにかく出てくる出てくる。

■Bike Safety at Duke University

↑ミネソタ大学と同様、学生向けと思われる映像が。
こういった映像って、日本の大学のYouTube公式チャンネルにはほとんどありません。

日本の大学の広報活動は、どちらかと言うと「入試広報」に偏り、学内向けの広報にはあまり演出的に力を入れていないように思いますが、こうした映像がもっとあってもいいのかな、という気もしてきます。

■We Are Duke

↑同じデューク大学から。
「We Are Duke」とあるので、入学者募集のための映像かな……と思って見ていると、最後のメッセージで脱力します。

動画の説明には、

Duke employees cheer on their football team.

……と書かれていました。
でも、こういった広報も、考えてみれば非常に大事なのですよね。
スポーツに力を入れている大学の方、ご参考に。

■Physics with a Bang: Electricity

■Physics with a Bang: Pressure

■Physics with a Bang: Fun with Gases

↑シカゴ大学から、物理の授業映像、三連発。

MITの、Walter H.G. Lewin教授の映像を彷彿とさせます。
もしかして、こういうの、流行ってます?

■Why Chicago – John Boyer

↑こちらも、学部長に無理させています。
自転車で街を走りながら、シカゴがいかに素晴らしいところかを語る学部長。
おつかれさまです。

以上、海外の大学の映像事例でした。
また、面白いものがあったらご紹介します。

マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。