マイスターです。
「動画を活用する大学の事例」シリーズを、本ブログでひっそりと展開しているマイスター。
今回は、番外編として、早稲田塾の動画活用事例をご紹介したいと思います。
【今日のムービー(1)】
■ワセダジュクCHANNEL(YouTube公式チャンネル)
■ワセダジュクCHANNEL(早稲田塾公式webサイト内のまとめコンテンツ)
実は早稲田塾も、YouTubeに公式チャンネルを持っています。
YouTube上の公式チャンネルに動画をアップし、それを塾の公式webサイト内でも直に見られるようにするという2段構え。
そしてさらにもう一つ。
このブログを読んでくださっている方には、「お気に入り」などからダイレクトにアクセスされている方が多いようです(いつもありがとうございます!)。
ですので、ご存じない方も多いかと思いますが、早稲田塾webサイトのトップページには、YouTubeの映像が埋め込まれています。
大学業界では早くからYouTubeを積極的に導入した、明治学院大学と同じパターンです。
つい先日、このような形になりました。
ベースがYouTubeですので、上記のように、ブログに貼ることも可能です。
こうしたメディアを使って、どのようなコンテンツを流しているかというと、例えば↓こういった映像。
■高校生、長野ROBOMEC2008へ!【早稲田塾×東京工業大学2】
■ライス国務長官は3分で出世した【早稲田塾×竹中平蔵教授6】
■「使える英語」を学習【早稲田塾×国際教養大学2】
■先端生命科学研究発表【早稲田塾×慶應義塾大学 環境情報学部3】
■薬学をリアルに体感した高校生達の3日間【早稲田塾×昭和大学 薬学部】
上記はすべて、塾大連携「スーパープログラム」の様子。
スーパープログラムは、「未来の人財育成」をテーマに、早稲田塾と各大学の教授陣が連携して行っている特別プログラムです。
大学レベル、あるいは大学院レベルの学びや研究に高校生を触れさせながら、学問への理解を深め、本人の目的意識に火をつける内容。
偏差値的な大学選びではなく、大学の本当の姿をもとに自分の将来や、進学先を考えて欲しいという、関係者達の願いが込められている取り組みです。
すべて無料で開講され、早稲田塾生だけでなく一般の高校生でも参加資格がある、開かれたプログラムとして運営されています。
※プログラムについての情報は、↓こちらなどをご覧下さい。
■「塾大連携プログラム」(早稲田塾)
■「スーパープログラム・ブログ~日本一受けたい授業~」(早稲田塾)
■「日本一受けたい授業―早稲田塾×大学発スーパープログラム」(Amazon.co.jp)
こうしたプログラムの様子を、映像で配信しているわけです。
スーパープログラムでは、文字通り、一般的に高校生が参加するレベルを超えた環境を用意します。
長いプログラムですと、数ヶ月間にわたるカリキュラムが組まれ、学会での発表などにも参加するなど。カリキュラムも相当のモノ。
かなり充実した内容になります。
それだけに、プログラムに参加した高校生だけでなく、できる限り彼らの奮闘の様子を、他の高校生にも伝えたいのです。
同じ年代の高校生がこんなことに取り組んでいる! という事実は刺激になりますし、「自分もこんなことをやってみたい!」と、学問に興味を持つきっかけになることもあるでしょう。
また、研究や実践の最前線で活躍している大学教授のスゴさを、できるかぎり多くの高校生に知って欲しいという想いもあります。
これらの映像は、ずっと以前から、早稲田塾全校舎に備えてある大型ディスプレイなどで配信されていました。YouTubeのようなメディアが発達したことによって、このように外に配信することも容易になったわけです。
上に貼り付けたのは、それらのほんの一例。
それぞれのプログラムの映像レポートが、数本ずつあったりしますので、詳細についてご興味がある方は、「ワセダジュクCHANNEL」からさらに映像をご覧下さい。
ちなみに今回のブログの冒頭に貼り付けたのは、現在、まさに受講生を募集中である、「スーパー ロボティクス プログラム」の告知映像のひとつ。
これも、校舎をはじめ、様々なところで流れています。
(YouTubeの映像ですから、お持ちのブログなどに貼っていただいても結構です)
【今日のムービー(2)】
YouTubeの他、iTunesによる「Podcasting」にも、早くから取り組んでいます。
TIMEの注目記事をもとに、世界の“今”をわかりやすく映像で解説。 背景知識を身につけてからベースとなった記事を読めば、文章の理解度が高まることは間違いありません。
<出典記事は「説明」に掲載されています。>
※早稲田塾 英単語道場にて月に1度のペースで放映している映像です。
(上記ページより)
早稲田塾では正式なライセンス契約のもと、『TIME』誌の英文を、「英単語道場」というオリジナル英語学習メソッドの教材として使用しています。
その英単語道場の副教材として製作されている映像が、上記の「TIME READING」。
環境問題や最先端の科学、あるいは政治経済など、時代を読み解くトピックを映像で高校生にわかりやすく解説するコンテンツです。
もともと早稲田塾では、「英単語道場」を履修する全塾生に「iPod」を配付しておりますので、Podcastingでコンテンツを配信すれば、ほぼ全員の塾生の手元に、映像を届けることができるのですね。
早稲田塾生は、(今回、YouTubeで公開を始めた)塾大連携プログラムの様子をはじめ、大学に関する情報など、様々なコンテンツを自分のiPodに入れて持ち歩き、通学中などに視聴しています。
そのうち、「TIME READING」だけは、一般にも公開しているというわけです。
web経由での映像配信といっても、YouTubeとPodcastingでは、かなり位置づけが異なります。
この両方をうまく使いながら、最適な方法で情報を届ける工夫をしています。
(受験生をはじめ、高校生にとっては、PCのYouTubeで配信するよりも、手元のメディアに届けた方が確実に視聴されるということだって、少なくありません)
この他、前述した各校舎の大型ディスプレイや、授業の中で映像情報を流す時間等々、あらゆる方法を駆使しています。
こういった映像をきっかけにして、実際に大学に行ったり、大学教授の講義を受けたり、さきほどのスーパープログラムに挑戦したり、最終的に志望校や志望分野を選択したり、といった高校生達の行動につなげていくわけです。
■大学の教育・研究内容をもとに進学指導する塾 (読売新聞「教育ルネサンス」で紹介されました)
以前の記事で、早稲田塾の進路指導の特殊性を紹介させていただきました。
こういった方針を要所要所で支えているのが、豊富な映像コンテンツだったりするのです。
まさに、百聞は一見に如かず。学びの魅力を伝える上で、映像が大きな力を発揮する瞬間があるということを、日常の中でずっと感じ続けているのが、私達だったりします。
以上、多少、宣伝のように感じられてしまったかもしれませんが、まぁ、このくらいは大目に見てください(笑)。
でもこの中には、大学の現場で使えるノウハウもあるかもしれません。
あるいは、何か新しい取り組みを大学と塾でまた一緒に展開できるかもしれませんね。
(ご興味のある方は、メールなどでご連絡いただければと思います)
マイスターでした。
※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。