2015年には大学生の7割以上が女性に?

マイスターです。

こんな話題を見つけました。

【今日の大学関連ニュース】
■「12/8 2015年には、学位取得者の70%が女性に!?」(UK Today)

2015年までに、大学卒業生の70%は女性が占めることになり、それに伴い家庭における男女の役割が変化するという予測が、経済協力開発機構「Organisation for Economic Cooperation and Development(OECD)」の報告書で発表された。
(上記記事より)

……という記事です。
詳細はリンク先をご覧ください。

OECDの調査によれば、大学で学ぶ女性の割合が、2015年には71%になるのだそうです。
インパクトのある数字です。

(「1985年に45%だったのが、10年後の95年には男子学生より多い57%を占めるようになっている」というあたりをもとに計算をしているのだと思いますが、詳細のほどはわかりません)

男性側の落第状況を考えると、学位取得者の数についても女性が優位になると見られる、なんて分析も紹介されています。うーむ。

この数字はOECD加盟国すべてが対象なのか、国別に見るとどうなっているのか等、冒頭の記事からだけではわからない部分も多いです。
(英語版OECDのサイトから、この記事の元になっている報告書を探したのですが、見つけられませんでした……どなたかご存じの方は教えてください)

ただ、女性の学生、および学位取得者がどこか「一定の水準」まで増加し続けるというのは確かでしょう。なんとなく、「男性を大きく引き離すんじゃないか?」という気も、個人的な感覚としてはあります。
その水準がどのあたりなのか、どのくらいのペースで増えるのか、増えるのはどういった分野なのかといったことも、考え出すと気になってきます。

日本ではいま、理工系や医学部など、もともと女性が少なかった分野に女子学生を呼び込むための取り組みが盛んです。
しかし考えてみれば、日本の社会全体を見たところ、女性の活躍はめざましいわけです。
このままの流れでいけば、(順番に若干の差はあれ)いずれ自然に、あらゆる分野に女性が進出していくのではないか、という気もしてきます。

そのうち、「男性が少ない分野に男性を増やすための取り組み」が、近いうちに必要になってくるのかも知れません。

以上、記事を見て、そんなことを思ったマイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。

1 個のコメント

  • はじめまして。知り合いの弁護士さんが、しばらく前ですけれども、「男性枠を設けなくては、司法試験合格者が全員女性になる日が来ることになる」と言っていたことがありました。
    「医者が足りない」ことの原因の一つに、女医が増えていることがあげられます。これは残念ながら事実です。医学部はまた女子を敬遠しているのかと思いましたが、そうでもなさそうですね。