イルミネーションに力を入れている大学

マイスターです。

12月になりました。
受験生は追い込みですし、そうでない大学生、高校生の皆様も試験などで忙しい季節。師走なだけに、先生も大変です。

その一方で、街が少しずつ、冬に向けて飾られてくる時期でもあります。
雑誌などでは、イルミネーションスポットの特集を始める頃。
きらびやかにライトアップされた通りや広場は、普段からそこを通っている人を始め多くの方々に、夜の特別な時間を与えてくれます。

さて最近では、キャンパス内でイルミネーションの飾り付けを行い、学生や近隣の住民の方々を楽しませている大学も少なくないようです。

【大学のイルミネーション】

キリスト教にもとづく教育を行っている大学では、クリスマスツリーの点火式などがよく行われているようですが、今回は敢えて、クリスマスツリー以外のイルミネーションを行っている大学を探してみようと思いました。
(純粋に、イベントで大学を盛り上げよう、という目的がわかりやすく表れるかと思いましたので。クリスマスの話は、改めてご紹介します)

で、探してみたところ……
これが、結構あるのですね~。

■「秋大キャンパス、幻想的に 青色発光ダイオード2万個で彩る」(さきがけon the Web)

■「名古屋芸術大学イルミネーション」(名古屋芸術大学)

■「「キャンパスイルミネーション」点灯式が行われました」(滋賀大学)

■「学生会主催「イルミネーション点灯式」」(作新学院大学)

このように、イルミネーションでキャンパスを彩っている大学、結構あるようです。
「点火式」を行うところも少なくない様子。
どこも大体、11月末から12月初め頃に点火するようですね。

点火式の様子を撮影した映像もありました。

■関西大学のイルミネーション

YouTubeの動画から。
上は、関西大学のイルミネーション。学生さんでしょうか、個人的に撮影された映像のようですね。

本ブログでは不定期連載で、「動画を活用する大学の事例」をご紹介していますが、こういったイルミネーション関連こそ、ムービーでご紹介したら目立ちそうです。
広報部の皆さん、チャンスです。

↓学生が中心となって、イルミネーションプロジェクトを運営しているところもあります。

■「埼玉大学イルミネーション・プロジェクト実行委員会」

■「★☆ 平安女学院大学 学生イルミネーション委員会’08 ☆★」

ブログなどでプロジェクトの状況をまとめてくれていて、なかなか興味深いです。
周辺の住民の方や商店街の方を巻き込んだり、学内を盛り上げる工夫をしたりと、学生の皆さんが入ることでイルミネーションも様々な波及効果を生むようです。

多くの方々に喜んでもらえるプロジェクトですし、成果も明快。
ちゃんとやろうとすれば、多くの人達に見てもらうための工夫や、環境への負荷、コストの問題、デザイン的な要素などなど、色々と考えなければならない部分も多く、学生の皆さんが取り組むにはうってつけの素材かもしれません。

さて、色々と事例を見ている中で、規模などが圧倒的だったのは、以下の徳島文理大学です。

徳島文理大学では、毎年冬になると学内の木々が青や白の発光ダイオードのイルミネーションで装飾される。これは「冬のイルミネーション」として2006年から毎年実施されているもので、学生のみならず、地域の人も心待ちにしている同大の風物詩だ。特に、点灯式の瞬間には大きな感動に包まれる。
今年は例年よりも少し時期を早めた11月20日(木)に点灯式が行われ、昨年は16万球だったLEDライトが今年は県内最大級の24万球に増やされた。式には同大のハンドベルサークルによる演奏なども実施され、幻想的な風景にさらなる彩りを加えた。
「キャンパスを彩る“県内最大級”24万球のイルミネーション──徳島文理大学」(大学プレスセンター)より)

■「徳島文理大学/イルミネーション2008」(徳島文理大学)

24万個というのは、大学に限らず、全国的にも大規模な部類に入ると思います。
この数がどれくらいすごいか……という説明のために比較対象を探してみたところ、↓こんな記事を見つけたのですが、果たしてこれでわかりやすくなったのかどうか。

■「秋葉原の新名所?LED 25万個のイルミネーションが点灯 」(Impress Watch)

いずれにしても、24万個といったら、こんな風にメディアがどどんと紹介してくれる規模だということです。
実際、徳島文理大学のイルミネーションは、以下のように地元メディアなどで取り上げられているようです。

■「イルミネーション:キャンパスに幻想的な雰囲気--徳島文理大 /徳島」(毎日jp)
■「一足早く聖夜演出 徳島文理大、イルミネーション点灯」(徳島新聞)

地元の方々が楽しみにしているようで、大学としても、やっている甲斐があるというものでしょう。

↓こちらは、どうやら徳島文理大学のイルミネーション点灯式を撮影した映像のようです。

■「大学イルミネーション点灯式1☆2008.11.20」(アメーバビジョン)

こうして見ていると、イルミネーションには、

●学内の活性化
●話題作り(メディアを通じての大学PR)
●地域貢献
 +
●(学生が関わっている場合は)実践的なプロジェクト運営体験を積む場
●(キリスト教系大学の場合は)クリスマスイベントの一環

……といった意味合いがあるようですね。
どの要素が中心に置かれているかは、大学によって違うと思います。
(あるいは、単に「楽しいイベントが好きだい!」という理由だけでやっている大学もあるかもしれませんが、それはそれで粋です)

そんなわけでご近所の大学や、(高校生の場合)ご自身の志望校などがイルミネーションを行っているのなら、普段は見られない大学の表情を、一度くらい見に行ってみるのも楽しいかと思います。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。