大学の動画活用事例:日本大学 学生による番組アーカイブをYouTubeでも配信

マイスターです。

大学の映像活用事例をマニアックにご紹介するこのシリーズ。
今回は、映像の活用では多くの実績を持つ、この大学です。

【今日の大学ムービー】

お昼頃に放送されているテレビ番組を連想させますが、これはYouTubeの大学公式チャンネルにアップされている映像です。

映像を見ていただけると分かりますが、制作・配信しているのは日本大学。

■「日本大学」(YouTube)

芸術学部を含む14学部、プラス通信教育部、短期大学部を持つ日本大学。
キャンパスも、郡山から三島まで18箇所。
付属校まで数えると、もう一体いくつあるのかわかりません。

そんな日本大学だからこそでしょうか。
1994年、衛星通信設備を備えた総合学術情報センターを設立。
1997年には、直接、衛星を経由してコンテンツを送れる衛星通信中継車を、国内の大学で初めて導入するなど、学園内のコンテンツ配信に取り組んできました。

■「施設の紹介:映像関連施設」(日本大学総合学術情報センター)

本格的なスタジオ設備など、なかなか本格的。
これが、芸術学部(いわゆる「日芸」)がある所沢キャンパス内にある、という点がポイントです。

日芸には放送学科があり、アナウンサー志望から番組企画、撮影、編集まで、番組制作を学んでいる学生さんがたくさんいます。
そんな彼らの実践も兼ねて、学園内の情報をコンテンツとして制作し続けているということなのでしょう。

■「日大テレビ」

これまでは、制作した番組は各キャンパスのほか、「日大テレビ」という専用サイトで配信されていましたが、今回、YouTubeにも専用チャンネルを開設。配信を始めたようです。

「日大テレビ」には、それこそ10年以上前からのコンテンツが蓄積されていますから、これを順次YouTubeにアップしていくとなると、結構、バリエーションも出てくると思います。

↑「鳥人間コンテスト」で日本記録を達成したチームを取材したドキュメンタリー調の番組。
これは、見ていてけっこう面白かったです。

↑練馬区のイベントを紹介する番組。
日本大学芸術学部が協賛し、イベントの進行や記録、コンテンツの制作までを担当しているとのことで、学生さん達が活躍しているようです。

↑こちらは最近のもの。
いわゆる学園ニュース番組ですが、これを大学キャンパス内のスタジオで、学生が制作しているのですね。

↑サークル紹介もあります。

その他、卒業生紹介からイベントレポート、授業映像まで、バリエーション豊か。

プロになるための実践の場ということだからか、番組のトーンは全体的に若干カタめですが、いかにも総合大学といった幅の広さを感じることはできます。

とりあえず、学生さんがアナウンサーとして登場する映像は、他の大学はあまり流していないと思います。
それだけでも、「おぉ!?」と思わせる効果はありそうです。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。