学生のボランティア活動を支援する取り組み

マイスターです。

学生時代に「ボランティア活動」を経験する人は、少なくないと思います。
長く日常的に継続して行う活動もあれば、イベントなどに参加するタイプ(例えばオリンピックやパラリンピックのボランティアスタッフ等)もあり、参加の仕方は色々です。

今や、様々なボランティアのあり方があると思いますが、大事なのは「まずやってみる」ということ。
無理のないものからでもいいので、気になった何かに飛び込んでみる、ということが大切なのかな、と個人的には思います。
マイスターも学生時代にはいくつかのボランティアを経験しましたが、自分も含め、参加した方々はみな「やってよかった」と満足していたように思います。

そんなボランティア活動への参加を後押しする環境を、大学が整えているようです。

【今日の大学関連ニュース】
■「ボランティアに『学生力』」(読売オンライン)

約40のボランティアサークルが活躍する法政大で、学生が運営するボランティアセンターが来年4月、市ヶ谷、小金井、多摩の各キャンパスに開設される。校内外のさまざまな団体の活動に関する情報を入手しやすくするための施設で、本格始動を前に市ヶ谷キャンパスで14日までプレ・センターを置き、広く学生たちに活動への参加を呼びかけた。
同大では、環境保護や福祉、国際協力などのサークルが活動している。昨秋には、大学や短大の特色ある取り組みに対して文部科学省が財政支援する対象に、同大が作成した「『学生の力』を活かした学生支援体制の構築」のプログラムが選ばれた。これを機に、学内環境を改善するサークルに所属する人間環境学部2年の飯塚佑樹さん(21)ら各サークルのメンバー約10人が集まり、「ボランティア支援プロジェクト(VSP)」を発足させた。
同大は3キャンパスに計約2万8000人を抱えるマンモス校で、学生にとって各サークルの内容を知ることさえ難しかった。VSPはその打開策として今年4月、約10サークルが合同で活動紹介や個別相談を行うイベントを開催。新入生ら約150人が集まった。メンバーはまた、他大学などのボランティアセンターを見学して回り、設立への準備を進めてきた。
新設予定のボランティアセンターは、VSPのメンバーら学生スタッフが主体となって運営する。活動したくてもその方法が分からない学生を学生自身が支援することで、ボランティアを身近に感じてもらい、参加を促すことが狙い。
(上記記事より)

■「明星大 ボランティアさらに活発化(東京多摩)」(読売オンライン)

今年5月にボランティアセンターを開設した明星大学(日野市)で、学生のボランティア活動が活発化している。9月には、障害児が利用している福祉施設でボランティア活動を行うサークル「ひまわり」が新たに発足したほか、サークル間の横のつながりも広がりを見せつつある。
同大では以前からボランティアが活発で、学生は学内外の組織で活動してきた。こうした動きを強化し、学生を支援するために同センターが発足。周辺のボランティア団体や福祉施設などから情報を集め、必要な活動や人手などを学内で掲示して、学生への情報提供を始めた。
同センターを利用するには登録が必要で、これまでに学内の8団体、個人も含めて計約250人が登録している。
人文学部2年の中村翔子さん(20)が代表を務める「ひまわり」は、センターの支援を受けて今年9月に誕生した。(略)中村さんは「センターのおかげで活動場所を見つけることができた。色々なアドバイスもくれるので助かる」と話す。
10月には、ひまわりを始め、同センターに登録するボランティアサークル5団体が集まり、活動報告会も開かれた。これを機に、団体の枠を超え連携した活動を行っていこうという動きも出てきており、今後も、定期的に集会を開いていく予定という。
また、同センターでは、聴覚障害を持つ学生をサポートするため、講義中に障害者の隣に座って講義の内容などをノートに書いて伝える「ノートテイク」の講習も行っており、実際に学生が活動を始めている。
(上記記事より)

法政大学、および明星大学の活動を紹介した記事です。

このように、大学内に開設されたボランティアセンターが、学生のボランティア活動を支援する役割を果たしているとのこと。

・ボランティア活動の情報提供
・活動スペースの提供
・グループ間の連携支援
・活動に対するアドバイス

……など様々な形で、学生のボランティアによる社会参画を後押ししているようです。

よく知られているように「ボランティア」という言葉には、自発的に活動するという意味合いが含まれます。
日本語ではしばしば「奉仕活動」と訳されます。しかし「奉仕」もさることながら、「自らの意志で社会に関わる」という部分も非常に大事なのだろうとマイスターは思います。
その意味では、大学生が自ら参画しやすいように「環境」を整えるというアプローチが、大学として大切なのではないでしょうか。

このボランティアへの活動を、学生の教育や、大学全体の活性化に繋げるなどの取り組みを行っている大学もある模様です。
ボランティア活動というのは、「実践的な活動」に取り組む場。様々な人達の中に入り、様々な人達の声に耳を傾けながら、具体的な何かを、自分の手で行っていく場です。
そうした活動を通じて学生が得られる経験は、確かに少なくありません。
ボランティア活動を通じて、大きく成長していく学生は多いと思います。

コミュニケーション能力や、実践的な行動力の養成が求められる昨今、大学がボランティア活動に力を入れるのもわかります。
大学にとっても、学生にとっても、社会にとっても、良い流れだと思います。

ちなみに、全国各地の大学にあるボランティアセンターの情報は、以下から得ることができます。

■「大学ボランティアセンター情報Web」

上記サイトの「大学ボランティアセンターリスト」には、2008年11月14日現在、92件のボランティアセンターが登録されています。
大学生に限らず、ボランティア活動に関心がある方は、身近な大学のボランティアセンターを訪ねてみると良いかもしれません。

また最近は、大学生のボランティア活動がメディアで取り上げられることも多く、報道から活動を知る機会も少なくありません。
つい最近のものだけでも、以下のような報道がありました。

■「紙製の仮設校舎が好評 四川被災地、慶応大が支援」(47NEWS)

■「ハビタットMGU タイで建築ボランティア」(タウンニュース)

■「大学情報 学生ボランティア募集!/第1回まるごみプロジェクト」(明大スポーツ)

■「なにわアカデミー:/22 摂南大学ボランティア・スタッフズ /大阪」(毎日jp)

被災地などに建築物を建てるなど、専門性を活かしたボランティアもあり、なかなか個性的。
大学生ならでは、という活動も多く見られます。

大学生の皆さんは、ぜひ自分にあったボランティアから始めてみてください。
自分の中で、世界が変わっていくと思います。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。