大学の動画活用事例:研究する学生や教員の姿を映像で紹介

日々、動画を活用する大学の事例を探しているマイスターです。

今日は、こんな映像をご紹介したいと思います。

【今日の大学ムービー】

■Driven to Discover – Can any good come from garbage?

これは、University of Minnesota、ミネソタ大学がYouTubeで配信している映像の一つです。

University of Minnesota は、ミネソタ州の中心である「Twin Cities (Minneapolis と St. Paul)」にある、州立の大学です。

以下が、YouTubeの公式チャンネル。
ここには、以下のような説明が書かれています。

■「University of Minnesota -Driven to Discover-」(YouTube)

The University of Minnesota is one of the most comprehensive public research universities in the United States and ranks among the most prestigious. It is both the state land-grant university, with a strong tradition of education and public service, and the state’s primary research university, with faculty of national and international reputation.
Founded in 1851, the University of Minnesota has four campuses?Twin Cities, Duluth, Morris, and Crookston?a collaborative center in Rochester, extension offices, and research and outreach centers throughout the state.
The University of Minnesota is Driven to Discover.
(上記記事より。強調部分はマイスターによる)

教育もさることながら、研究に力を入れた「研究大学」であるという点が特にPRされているようです。
そして実際、ミネソタ州において、University of Minnesota はそういった位置づけにあります。

というわけで、冒頭のムービーの他、↓こんな映像を配信しているわけです。

■Driven to Discover – Can education save the environment?

■Driven to Discover – Can we create a human organ?

■Driven to Discover – How can we boost the economy?

環境や貧困、医療などの問題を解決するために、研究に邁進しているUniversity of Minnesota の研究者や学生などを紹介するムービーです。

構成や見せ方自体は、王道中の王道と言えるもので、珍しいものではありません。
日本の大学でも、大学のパンフレットなどでは、こういった切り口で教員や学生を打ち出しているところは少なくないでしょう。

しかし、このようにセンスの良い映像にして、YouTubeで延々流し続けるという事例、実はあんまり見かけません。
でも大勢の方にタイムリーに見ていただく必要があるイベント告知などとは異なり、こういったPR映像は、学びに対して関心を持った人が年間を通じて見られるという見せ方をすると、確かに効果的です。
研究大学としては、こういった取り組みが、じわじわと功を奏するかも知れません。

ちなみに「Driven to Discover」とは、University of Minnesota のキャッチコピー。
そしてこのYouTubeの映像は、実は大学公式サイトの動きと連動しています。

■「University of Minnesota」

↑大学のトップページには、最新の映像である「Driven to Discover – Can any good come from garbage? 」が。
クリックすると、大学サイト内で、YouTubeと同じ映像を見ることができます。

■「Featured Discoveries」(University of Minnesota)

↑こちらが、映像のまとめページ。
このように、YouTubeに限らず、普段から「研究」をカッコよく見せることに力を入れているのですね。
YouTubeだけでポンと映像を出すのではなく、大学全体のPR戦略のひとつとして、YouTubeも活用されているということのようです。

大学には、無数の研究成果が眠っています。
せっかくのそういった素材、パンフレットだけに限らず、色々なメディアで発信していくと良いかもしれませんね。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。