ニュースクリップ[-8/3] 「08年大学建築系学科入試倍率、地方私立は志願者減に直面」ほか

マイスターです。

さて、日曜日になりましたので、今週も一週間の教育ニュースの中から、いくつかを選んでご紹介します。

【地方の建築学科がピンチ?】
■「08年大学建築系学科入試倍率、地方私立は志願者減に直面」(kenplatz)
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18歳人口が減少するなか、地方の私立大学は厳しい状況に置かれている――。全国の大学にある建築系の学科について、志願者数と入試の受験者数を合格者数で除した倍率(以下、入試倍率)を調べたところ、このような様子が浮き彫りになった。国公立大学や都市部の私立大学と比べると、地方の私立大学における志願者数の減少や入試倍率の低迷が目立っている。
(上記記事より)

全国に存在する建築系学科の入試倍率について、建築関連メディアが報じたものです。
業界でも、関心が強いのでしょう。
地方の私大は倍率を落とし、都市部で従来から評価を集めているような私大が高い倍率を維持……という二極化の傾向があるという内容です。

具体的に大学名まで挙げて報じておりますので、建築学科をお持ちの大学関係者の方、よろしければご覧下さい。

【責任の所在は?】
■「学長が2年間不在=東医大に注意-文科省」(時事ドットコム)

大学の学長が約2年間にわたり不在だとして、文部科学省は30日までに、学校法人東京医科大学(新宿区)の伊東洋理事長に口頭注意するとともに、早期に学長を選出するよう指導した。
文科省によると、東京医科大では2006年8月ごろ、伊東理事長が兼任していた学長職を辞任。学長は教授会の推薦、理事会の議決を経て理事長が任命することになっているが、教授会で推薦が決められなかったり、理事会で推薦を否決したりする事態が続いている。
学校教育法では、大学は学長を置くよう定めている。同省私学部は「不在が長期間続くのは正常ではない」としている。
(上記記事より)

約2年もの間、大学のトップである学長がいないというニュース。
学位記などに掲載される学長名などはどうなっているのでしょうか。というか、何か問題が起きた場合の責任は、誰がどうとる形になっているのでしょうか。

「教授会で推薦が決められなかったり、理事会で推薦を否決したり」とあります。なんだか穏やかではありませんが、いずれにしてもリーダー不在はあまり良い状態ではないでしょう。

【組織の管理体制は重要。】
■「不祥事3大学に罰!『事業・研究資金支給せず』…文科省」(読売オンライン)

文部科学省は、今年になって学位取得に絡む不祥事などが発覚した横浜市立大と立命館大、瀬戸内短大の計3大学に対し、大学の優れた事業や研究に支給する「競争的資金」計4億2400万円を採択しないことを決めた。
大学の不適切な管理体制を理由に、高等教育を支える競争的資金が不採択になるのは初。同省は資金面でペナルティーを科すことで、綱紀粛正の徹底を求めたいとしている。
(略)横浜市立大が他大学と共同で計画していた「ボーダレス医療維新プログラム」(1億2000万円)など2事業計1億6500万円分と立命館大の2事業計1億9400万円、瀬戸内短大の1事業6500万円が、いずれも採択されない。
(上記記事より)

色々とメディアに登場してしまった大学。
ええっ!? と思うような事実が発覚し、既に補助金のカットなどのペナルティが科せられていたわけですが、こんな形でもダメージを受けることになりました。

大学組織のマネジメントの杜撰さや不適切さが、研究・教育の部分に影響を与えてしまったわけですから、当事者である大学の皆様は、事態を重く見た方が良いのではないかと思います。

【ガンダム学会?】
■「機動戦士ガンダム:学術的に研究する『学会』発足 広島」(毎日jp)

広島経済同友会アニメーションビエンナーレ基金などは28日、人気アニメ「機動戦士ガンダム」を学術的に研究する「国際ガンダム学会」を発足させると発表した。8月24日、広島市中区で設立記念シンポジウムを開く。大学の研究者らで構成し、会長に大阪府立大特別教授・橋爪紳也さん(47)が就任する。
(略)ガンダムについては中国、韓国でも学術的側面からアプローチする人もいるという。学会では、環境や人口、食料問題などを考える「未来学」の対象として、ガンダムが描いた世界を取り上げる。
(上記記事より)

■「国際ガンダム研究会(仮称)」(広島アニメーションビエンナーレ)

映画や小説に描かれた未来の社会の在り方を研究対象にする、ということはあると思いますが、ひとつのSF作品シリーズを対象にした「学会」が設立されるというのは、かなり珍しいことなのではないでしょうか。

マンガやゲームなどのコンテンツを扱う学部学科も増えておりますし、卒論などのテーマにガンダムを選ぶ学生も今後、増えてくるかも知れませんね。

(将来、どこかの大学で「ガンダム学専攻」ができる……というところまではさすがに行かないですよね……?)

【パーティーの充実度ランキング?】
■「全米一の「パーティー大学」は? 大学生活ランキング発表」(CNN.co.jp)

全米で最もパーティー好きな大学はどこか――。米教育サービス会社のプリンストン・レビューは28日、全米368大学の学生生活や教育環境について調査したランキングを発表した。
同社は学生12万人のアンケートをもとに、教授、学食、学生寮、奨学金など62項目について毎年ランキングを作成している。なお、プリンストン大学とは無関係。
今年「パーティー大学」のタイトルに輝いたのはフロリダ大学だった。強豪チームがそろうスポーツの名門校として知られ、試合後の派手な祝賀会でも有名だ。パーティー大学のランキングでは過去15年間、常に上位20位に入っていたが、今年初めてウェストバージニア大学から首位を奪った。
フロリダ大学はバスケットボールの全米選手権で2006年と2007年に連覇、アメリカンフットボールの2006年シーズンでも優勝した実績を持つ。大学広報は、この実績がパーティー大学のタイトル獲得にも貢献したのだろうと指摘する。
(略)ちなみに今年は「学生が最も勉強しない大学」「スポーツ観戦に出かける学生が最も多い大学」のランキングでもフロリダ大学がトップに輝いた。ただし広報は、成績優秀な学生でないと同大には入学できないと強調している。
一方、「まじめ一筋の大学」のランキングは、ユタ州にあるブリガム・ヤング大学が11年連続で首位を守った。
このほかの項目では「教授陣」がマルベリー大学(バーモント州)、「学食のおいしさ」ではウィートンカレッジ(イリノイ州)、「学生寮」はロヨラカレッジ(メリーランド州)、「学資援助」と「キャンパスの美しさ」ではプリンストン大学(ニュージャージー州)が首位に選ばれた。
(上記記事より)

かなりゆるい感じの調査項目が並ぶ大学ランキング。
これはこれで、大学のキャンパス文化が感じられて、興味深いです。

■「The Princeton Review’s College Rankings」(The Princeton Review)

↑こちらが、調査項目を紹介するページ。
各項目についている説明のフレーズが面白いです。

同じ項目で日本の大学を調査したら、どの大学が「パーティー大学」や「まじめ一筋大学」になるのでしょうね。

以上、今週のニュースクリップでした。

今週も一週間、本ブログを読んでくださいまして、ありがとうございました。
来週も、お互いがんばりましょう。

マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。