ニュースクリップ[-3/16] 「早大と東京女医大、共同で『先端生命医科学センター』設立」ほか

マイスターです。

誰がどう見ても花粉症です。鼻のかみすぎで痛いです。
コンビニなどで売っている、「しっとり感」のある少し高いティッシュにお世話になる季節がやってきました。
今年はアレを何箱消費するのでしょう……。

さて、日曜日になりましたので、今週も一週間の教育ニュースの中から、いくつかを選んでご紹介します。

【早大も医療系に本格進出】
■「早大と東京女医大、共同で『先端生命医科学センター』設立」(読売オンライン)

早稲田大と東京女子医大は15日、医学研究を共同で行うための「先端生命医科学センター」(東京都新宿区)を設立した。
私立大学が研究施設を共同で設けるのは全国でも極めて珍しく、両大学の得意分野を生かして、激しさが増すばかりの大学間競争を勝ち抜く考えだ。
センターは、延べ面積約2万平方メートルで女子医大の河田町キャンパスに隣接する、政策大学院大学の跡地に建設された。
ロボットや人工臓器などで定評のある早大の理工学研究と、女子医大の先端医学研究を融合させて、ロボット手術や人工臓器を使った再生医療の実現などを目指す。2009年度にも両大の連携大学院の設置を検討している。
(上記記事より)

慶應義塾大学が、共立薬科大学を「慶應義塾大学薬学部」として統合したのは記憶に新しいところ。
しばしばそれと一緒に紹介されるのが、早稲田大学と東京女子医科大学の連携の動きです。

医学部や理工学部、看護医療学部を持つ慶應が、薬学部の増設でメディカル系の総合力を高める一方で、医学部のない早稲田大学も、近隣の医科大学と連携して、「医工連携」の研究を進める……といった風に、何かと比較しやすいのでしょう。

早稲田大学にとっては、医療系への進出は、「長年の悲願」……なのだと、早稲田大学の卒業生や関係者からよく聞きます。
先端生命医科学センター創設にも、そんな関係者の想いがかかっているのかも知れません。

【受験スクランブル。】
■「空自ヘリで受験生を輸送 佐渡、荒天で島出られず」(MSN産経ニュース)

航空自衛隊新潟救難隊は24日夜、大学受験を翌日に控えた受験生5人を佐渡島(佐渡市)の佐渡空港から新潟空港(新潟市)までヘリで輸送した。佐渡島と本州を結ぶフェリーや飛行機が暴風、高波の影響で運休し、代替手段がないため新潟県が要請した。
県防災局危機対策課によると、受験生らは25日から東京都内や秋田、新潟県内の大学で入試を受ける予定。受験生の保護者からの要請を受けた佐渡市が新潟県に連絡した。
(上記記事より)

離島で急患が出たときに、自衛隊のヘリが活躍するという話は聞きますが、受験生を運ぶというのは初めて耳にしました。

暴風の中、自衛隊のヘリで飛ぶ、受験生達。
彼らにとっては一生、忘れられない受験になったことでしょう。

【トンデモ職員。】
■「学生に暴行、鹿児島大職員を諭旨解雇」(nikkansports.com)

鹿児島大(鹿児島市)は13日、同大の学生に一方的に暴言を浴びせ暴行したとして、農学部の男性事務職員(36)を12日付で諭旨解雇処分にしたと発表した。「酒に酔ってやってしまった」と話しているという。
同大によると、職員は昨年11月30日午後11時ごろ、大学構内を歩いていた男子学生3人に「何しに来たんだ、クソ学生」と因縁をつけ、1人の顔面を平手で複数回殴って頸椎(けいつい)ねんざなどのけがを負わせ、自転車や携帯電話を壊した。泥酔状態だったという。
同大は、職員が過去にも飲酒トラブルを繰り返し、上司から厳重注意を受けていたことを重視。学生との示談は成立しているが、大学の名誉を著しく失墜させたとして処分を決めた。吉田浩己学長は「極めて遺憾。教職員に綱紀粛正を周知徹底させていきたい」としている。
(上記記事より)

とんでもない事件です。
個人的にも、解雇はやむを得ないんじゃないかと思います。

飲酒トラブルを繰り返していたとのことですが、酒癖が良くない方だったのでしょうか。
そんな方が、どうしてこんな深夜に、泥酔した状態でキャンパス内を歩いていたのかが、よく分かりません。

■(参考)「学長告示(鹿児島大学職員の不祥事事案)」(鹿児島大学)

【市民が支える奨学金。】
■「未来を築く学生を後押し 山形大が寄付募り奨学金制度」(山形新聞)

山形大は4日、大学独自の奨学金制度「山形大学未来基金」を創設すると発表した。同大によると、一般からの寄付で基金を造成し、学部生に奨学金を給付するのは、全国でも珍しいという。
同大は、2008年度の行動計画「結城プラン」で、学生が主役となる大学づくりや、教養教育の充実を掲げている。基金は、学生が存分に勉学に励み、安心して生活できる教育・研究環境を整備するのが目的。同大卒業生や保護者だけでなく、広く一般から寄付を募り、基金を造成する。
(略)寄付は1人(1団体)1000円以上とし、専用の振込用紙で申し込む。結城章夫学長は「1人月3万円の給付を考えている。さまざまな機会をとらえ、基金への協力をお願いしていきたい」と話している。問い合わせは同大総務ユニット023(628)4006。
(上記記事より)

企業や卒業生から寄付金を集めて基金を設立する例は少なくありませんが、「一般から」というのは珍しいのだそうです。

「一般から大学への寄付を集める」ということは、「一般の方々に、大学が行っている取り組みを知ってもらう」という努力と表裏一体。
それも含めて考えると、地元に貢献する国立大学としては、非常に良い試みなのではないかと思います。

寄付は、「1人(1団体)1000円以上」だそうですから、応募しやすいですね。
大学の研究成果などをまとめたパンフレットと合わせて、街角や商店街の店舗などに寄付の箱を置かせていただいても、良いかもしれません。

【大学のサーバーがハッキングされる。】
■「ハーバード大学がハッキング被害に――1万人分のデータ流出の可能性」(ITmedia NEWS)

米ハーバード大学は3月12日、同大学院Harvard Graduate School of Arts and Sciences(GSAS)のWebサーバがハッキングされたことを明らかにした。同サーバには2007年秋に入力された入学願書、および 2006~2007年、2007~2008年の学生寮入寮申請書などのデータが保管されていたという。
ハッキングの事実は2月16日に発覚。サーバは調査およびセキュリティ向上のため、2月17~21日の間停止されていた。
調査の結果、サーバには約1万人分の入学願書および入寮申請書のデータが含まれていたことが分かった。うち約6600人分については、氏名、社会保障番号、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号、試験の得点、出身高校、高校での成績が含まれていた。約500人分にはハーバード大学発行のID番号を含む寮情報、また13人の入寮申請書には、食物アレルギーなど健康に関する情報も含まれていたという。
(上記記事より)

大学は、個人情報の宝庫。
それも健康情報や成績など、かなり繊細に扱わなければならない情報が含まれています。
名門大学の学生情報となれば、データの転売を始め、色々と悪用できてしまうでしょう。
(実際、大学のサーバーにハッキングしてデータを書き換え、「学歴詐称」をはかったという事例も聞いたことがあります)

大学のサーバーは、学生数が多い上に、過去数十年分のデータが蓄積されているため、データ量も、高校などに比べて巨大です。アメリカの場合は、「エンロールメント・マネジメント」といって、学内の関連部門で学生のデータを共有し、総合的なケアを行う取り組みも進んでいます。
セキュリティを万全にするのは簡単ではないのだと思いますが、細心の注意を払って運用する必要がありそうです。
日本の私達も、気をつけましょう。

以上、今週のニュースクリップでした。

とか書いている今も、ハナが止まりません。
皆様は大丈夫ですか?

今週も一週間、本ブログを読んでくださいまして、ありがとうございました。
来週も、お互いがんばりましょう。

マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。