「Wii」で運動不足を解消しようとしたものの、結局忙しくてプレイする暇が無いマイスターです。また部屋の中に、オブジェがひとつ増えてしまいました。
忙しい大人の間で売れているのが、上記の「wii」と「ニンテンドーDS」。後者は携帯ゲーム機として、おそらく大人の間で、とても売れています。
ご存じの方も多いでしょうが、このゲーム機の売り上げを支えているのが、「学習ゲーム」の数々。
そしておそらく、この「学習ゲーム」のブームを巻き起こすキッカケになったのが、↓こちらのソフト。
東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
タイトル、長いな!
……と誰もがつっこむこのソフト。
研究者が関わっているという点だけでも画期的ですが、この通りなんと大学名、及び研究センター名までもが、ソフトの正式名称の中に埋め込まれています。
これだけでも大変なPR効果。もはや川島教授、ちょっとした有名人です。
でも、ソフト監修のメリットは、単なるPR効果だけではなかったようです。
【教育関連ニュース】—————————————–
■「『脳トレ』ヒット川島東北大教授 監修料で新研究棟」(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/05/20070515t13007.htm————————————————————
仙台市青葉区の東北大加齢医学研究所に完成したブレイン・ダイナミクス研究棟が14日、報道関係者らに公開された。川島隆太加齢研教授の脳科学基礎研究による産学連携で得た「知財創造経費」で建設。世界最新鋭の機器を備え、6月には脳機能を解明する研究が始動する。
(略)川島教授の研究室には2006年度、脳の活性化をトレーニングする人気ゲームソフトなどの監修料として、約4億4000万円が民間企業から支払われた。
東北大の規定では、知財創造経費は最大2分の1を研究者個人が得られるが、川島教授は全額を研究室の収入に組み入れ、研究棟の整備費などに充てた。残額を活用し、本年度末には超高磁場の磁気共鳴画像装置(MRI)を備えた研究棟も完成する。
川島教授は「税金を使わず、自助努力で自分たちの研究に再投資する仕組みは世界でも初めてだろう」と話した。
(上記記事より)
この通り、ゲームの売り上げだけで、最新鋭の機器と研究棟が建ってしまいました。
こうなると、「たかがゲーム」なんて笑う人もいなくなるのではないでしょうか。
研究棟が建つとなると、教授個人だけではなく、東北大学にとってもメリットが大きいはず。
研究成果をもとに商品をつくり、その商品の売り上げで研究設備を整える。
産学連携の形としては、たいへん理想的なのではないでしょうか。
「学習ソフト」というジャンルは、いま市場として急激に成長しているところで、最近ではTOEIC対策ができるゲームなども発売されたようです。
大学で行われている各種の研究のなかには、学習ゲームという形に応用できるものがけっこうあるような気がするのですが、どうなのでしょうか。
今後も、このような事例がぽつぽつと出てくるのではないかな、なんて思います。
以上、マイスターでした。
はじめまして。
これって頭がよくなると有名なやつでしょうか?
僕が子供のころはこんなのがあれば、もっと良い成績とれたのにな!(爆)
一風変わった脳内構造のホームページがあるのですが、気分転換にでも、いかがでしょうか?