マイスターです。
たまには、大学業界の発展のために宣伝をっ。
【教育関連ニュース】—————————————–
■「『2007年度若手研究奨励』の応募について」(大学行政管理学会)
http://juam.asablo.jp/blog/2007/03/13/1257714
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大学行政管理学会(JUAM)と言えば、主として大学職員によって構成された学会。
マイスターも何気に正会員です。まだ何も貢献できていませんが。
その大学行政管理学会が、若手職員の研究に奨励金を公布しているのは、皆様ご存じでしたでしょうか。
■「若手研究奨励規程(PDF)」(大学行政管理学会)
http://www.ne.jp/asahi/juam/office/wakatekenkyuu-shoureikitei.pdf
(1)応募資格
個人またはグループを問わず、申請時点で満39歳以下の個人またはグループ。(2)申請締切日
2007年3月31日(土)
(上記リンクより)
……だそうです。
ちなみに「若手」の定義って、業界によってけっこう違います。建築家なんて、40歳後半とかでも若手です。web業界だと、30歳でもうベテランだったりします。
大学業界だと、「39歳以下」が若手なんですね。
(もっともこの区切りは、研究に限った話かも知れませんが)
研究期間は最大1年間。奨励金の額は5万円までです。
それほど大きい額ではないかも知れません。しかし普段の問題意識を元に自ら研究テーマを設定し、外部の機関から研究費を受け、決まった期間内に研究成果を出す、という機会を得ること自体に、とても大きな意味があるように思います。
(大学院に通った経験がある方なら、これはよくご存じでしょう)
アカデミックな研究活動のイロハや、課題設定&分析能力は、研究を通じて得られる能力の一例です。
大学行政管理学会は、専門職能(と言ってしまいます)である大学職員によって構成される学会ですから、実際の仕事に関する知識に理論的な裏付けを持たせる実務研究も盛んです。
この学会で研究活動を行うことは、非常に多くのメリットをもたらしてくれます。
なおこの奨励金を受けた場合、研究期間の終了後に成果報告を学会誌に掲載することも規程で定められています。
また若手職員にとって、そんな学会から公式に研究費を受けたという事実は、上司を説得する上でも心強い武器になるはずです。
極端な話、「職員は研究なんかせんでもいい!余計なことは考えず、がんばって事務を進めていればいいのだ!」なんて考えを持つ人が上司だったとしても、
「あ、大学行政管理学会から研究費がおりました。○月に学会誌で発表します」
なんて言われたら、認めざるを得ない、かも知れません。
(「大学職員.network」内でも、学会活動をしているという職員の方がけっこういらっしゃいます。みなさん、とても熱心です)
グループ研究で申請すれば、他部門の職員や他大学の方と協働する経験も持てて、一石二鳥です。まだ自分の専門分野がはっきりしない方には、(個人的には)グループ研究がお勧めです。
今月末が締め切りだそうです。
39歳以下の皆様、いかがでしょうか。
以上、珍しく宣伝に努めてみるマイスターでした。