大学webサイトの考え方(1):成功するサイトを作るために

マイスターです。

年末年始のお休みが始まりますね。きっと本ブログを読まれる方も減ることでしょう。

(※ここだけの話ですが「俺の職場は大学キャンパス」は、職場からのアクセスがとても多いブログです)

実はマイスターも、本日からちょっと旅行に出かけています。
ついては1月5日までインターネットに接続できない状況に置かれますので、ブログ記事を書きためておかなければなりません。
そんな状況下、さて何を書いたら皆様のお役に立てるのだろうか……と考えました。

で、非常に簡単にではありますが、マイスターなりの「大学webサイトの基本的な考え方」をご紹介してみようと思い立った次第です。

マイスターは元webプロデューサーですが、本ブログでは、実はあんまりwebサイトのことについて書いていません。似たような話ばっかり続くと読んでいて面白くないだろうと思いますし、また、より広いご専門の方々に読んでいただきたいという思いもあって、そのようにしています。

たまに「学長ブログ」や「おもしろwebコンテンツ」、「ノーベル賞コンテンツ」といった特定のトピックを取り上げたり、また「ロングテール」や「YouTube」、「Second Life」といったネット界の動向をご紹介したりすることはありました。しかしながら「webサイトというものをどう捉えるか」「サイトを制作するにあたって気をつけるべき点はどこか」といった基本的な考え方については、これまでほとんど触れて参りませんでした。

でも現在、大学業界をぐるっと見渡してみますと、webサイトをどう活用していくか迷っておられる団体さんが、結構あるのではないかな……と感じるのです。

例えば昨今では、「ブログ」や「SNS」といった個別の技術を導入することに熱心な大学さまを、そこかしこで見かけるようになりました。
新しい技術に興味を持って色々と試されるのは、良いことだと思います。

ただ、それをどう活かすかという根本のコンセプトが、今ひとつあいまいだったりすることって、ありせんか?

「本学でもついにブログを立ち上げるぞー!」
「おぉ~!(ぱちぱちぱち)」
「……で、誰がどのくらいのペースで書いてく?」
「うーんそうだな、『入試ブログ』だから、入試課員の持ち回りでいいんじゃない?
更新頻度は……まぁ、3日に1回くらいが手頃じゃないかなぁ?」
「そっか。それくらいだと書く方も無理がないよね。で、何書く?」
「そうだなー、入試日程のニュースをお知らせするのと、オープンキャンパスの情報は必須として、あとは……学内の写真をたまにアップするとか?」
「学内のイベント紹介もしましょう。このあいだの学園創立記念日ときの写真とかも掲載したらいいんじゃないですか?」
「いいねー。あとは、ウチに親しみを持ってもらうために、入試課員の趣味トークとかもたまに入れてみようぜ」

上記は「ブログを作ること」それ自体を目的としてしまったために、労力に見合う成果が上がらない、ちょっぴり不毛なプロジェクトに突入しようとしている例です。

この会話はマイスターによるフィクションですが、これと似たり寄ったりの状況は全国そこかしこで起きているんじゃないかと想像します。
がんばったのに、最新の取り組みなのに、おかしいなぁ、なんだか大学を良くしている気がしないぞ……?
なんて思ったことがある方、いらっしゃるのではないでしょうか。

それは、ちょっと危険な兆候です。そのままサイトを漫然と運用してしまっていますと、どこかで行き詰まってしまうかも知れません。

でも大丈夫、根本的なところからちゃんと考えを立てていれば、こうした事態は未然に防げるのです。

というわけで、今日から何回かに渡って、「大学webサイトの考え方」と称した連載を順次公開していきたいと思います。
細かいノウハウというよりは、全体の「考え方」について書かせていただく予定です。

と言いつつ、実は今や、書店に行けば「webプロデューサーの基本」みたいな本を書棚で見つけることができます。そういった参考書を読んでいただければ、webサイト制作(&運用)の「基本のき」は順を追って学べちゃうのですね。

そこで本連載ではさらに、大学組織が抱える特有の事情や、マイスターの独断と偏見(笑)もできる限り加味していければと思います。

乞うご期待。

以上、マイスターでした。