大学職員が実務英語を学ぶメリット(2):大学職員に、(わかりやすい)自信を付ける

こんばんは、マイスターです。

4月ですね。新社会人、新入生のみなさんも、少しずつ新しい落ち着いてこられた頃でしょうか。

ところで、毎年この季節になるとよく売れる本のジャンル、ご存知ですか?
それは、英語の参考書です。

なぜかこの季節、英語の参考書はよく売れるのです(と、以前、某出版社の方から聞きました)。すでに似たような本を持っているのに、また買ってしまうという人が、結構いるのです。

どうやら日本の社会人には、4月という節目の季節を迎えると、「今年こそ、英語でも話せるようになるかぁ」と思うプログラムが組み込まれているようです。
成長した鮭が生まれ故郷の川に戻ってくるかのように、彼らは書店の英語参考書コーナーに毎年戻ってくるのです。

書店の方もそこはプロ。大学受験を突破した若者達が参考書を買ってくれなくなったかわりに、彼らは社会人に対するお勉強本の平積みキャンペーンを張るのです。平積みされた語学参考書はもはや、日本の春の風物詩と言えましょう。

かく言うマイスターも、「画期的な英単語集」だの、「ソニー式英会話CDブック」だのをせっせとレジに運んでは、毎回、強烈なデジャヴに襲われています。
たいていそれはデジャヴではないので、やっかいです。

そんなこんなで、年々押入れの中に積み上がっていく参考書。実用本であるだけに、捨てる気にもなれず、扱いが悩ましいところです。

っていうか、勉強しろよ>自分

・大学職員として、実務英語を学んでみたい
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50177789.html
・大学職員が実務英語を学ぶメリット(1):大学の業務が高度化する
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50178320.html

ここしばらく、大学職員が英語を学ぶことのメリットを考えてきました。
上記の記事で

○業務の専門用語(英語)を学ぶプロセスにおいて、英語それ自体の学習になるだけでなく、アメリカや諸外国の大学のシステムについても学ぶことになる。職員それぞれが、自分の業務に関して、日米の違いを意識するようになる。

○海外からの問い合わせに対し、国際交流担当などを介さず、直接、当該部署で対応することができる。大学全体の業務が国際化、高度化し、職員のプロ意識が高まる。

ということを申し上げました。

それに加えて、以下のような面があることも、見逃せないポイントだと思います。

○ゼネラリストとして育成されている大学職員は、現在のオープンな労働市場での評価が低く、また本人達もそういう点に不安を感じて働いている。業務を通じて英語という武器を身につけられるということは、大学職員としてキャリアを考えていくときに、大きな自信になる。

平たく言えば、「なんでもいいから、自分に、わかりやす~い自信を持とう」ということです。

大学職員の多く、特に若手の方には、自分のキャリアについて漠然とした不安を抱えている方が少なくないのではないでしょうか。
「転職市場では、自分達は価値の低い人材としてみられてしまう」という自覚を持って日々過ごされている方、いらっしゃると思います。

残念ながら確かに、

「大学職員=書類をまとめるだけの事務員」

みたいな認識は、間違いなく、社会の側には存在すると思います。
(そう言えばちょっと前にも、10年以上もの間私立大学に勤められたベテランの女性が引っ越しを期に転職活動をしたところ、「企業は、お役所とは違うからねぇ」と言われてショックを受けた、なんて話を本で読みました)

そんなとき、誰からも一定の評価を受けられるスキルを持っているということは、大学職員として働き続ける上でも、大きな自信になると思うのです。特に、若手はそうです。

若手の大学職員には、「おれはこのままここで働き続けていていいのだろうか」という不安を感じている方が、多いです。
民間企業で働いている同期と自分を比較して、10年後に一体どれだけ人材としての差が付いてしまっているのかと、悩んだことが誰でも一度はあるでしょう。
今の若手大学職員の場合は、それプラス、少子化だの、大学冬の時代だの、私立学校淘汰だのという逆風が吹いていますから、嫌でも

「いつか、大学を離れていったときの自分の価値」

というものが頭に浮かぶと思います。

「大学業界をみんなで支えよう!」という心意気は持っていても、どの大学も予算は年々縮小しているわけですから、いざ自分の大学がつぶれたり吸収されたりしたときに同業者が雇ってくれる保証はありません。

こんな環境下で、

「少なくとも俺は、高等教育機関の運営を通じて、世間一般でも通じるスキルを身につけた!」

と思えるかどうかと言うのは、その人の働く姿勢にも影響してくるんじゃないかと思うんです。マイスターはこうした「わかりやすいスキル」の一つとして、英語はかなりいいんじゃないかなぁ、と思うのです。

前回述べたように、大学の諸機能を高度化するためのスキルとして、実務で英語を使えるようになることは大事です。

でもそれと同じくらい、職員一人一人にとって、社会的に評価を得られやすく、自分に自信をつけられるスキルであるということは大切なことだと、マイスターは思うのです。

こんなことを書くと、不純な動機だなんて思われるかもしれませんが…。

続きは、明日にしますね。
(うーん、どんどん短くなっている気がします!)

マイスターでした。