大学同士のM&Aに備えて、まずはこれを読んでおこう!

人生で最初に入社した会社が、「採用面接」→「4月の入社式」のわずか半年程度の間に一度、倒産&再建していたという経験の持ち主、マイスターです。
採用試験の時は株式会社だったのに、入った時は有限会社。さすがにびびりました。

さて、昨日は、関西学院大学と、聖和大学の、法人同士の合併についてお知らせしました。

ついに私立大学同士が合併へ <関西学院大×聖和大>
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50136358.html

では、今日はその続きを…と思ったのですが、
記事を読んでくださった方からご指摘をいただいたので、先にそれについて簡単にご紹介します。

内容としては、

○既に南山と名古屋聖霊、佛教と華頂が合併している。これらは同じ宗教法人または同じ宗派が学校法人の設立主体であり、また、理事会のメンバーもほぼ同じなので、民間でいう同族会社のようなものである。今回の場合も同じ状況であり、M&Aとは言えない。

というご指摘でした。(ご意見、ありがとうございます!)

確かに、言葉の使い方などなど、混乱を招きそうな部分もあったかと思います。
というわけで、若干、マイスターの考えを、補足としてここでご説明しておきますね。

六本○○ルズの元気な若社長達のあばれっぷりもあり、

<M&A=見知らぬもの同士の買収や合併?>

というイメージが強い昨今ですが、M&Aというのは結構、広い意味で使われています。
ここらの言葉の使い方は、人によっても、メディアによっても差があると思いますが、事業を行う上でお互いに欠けているものを統合しあう行為は、広義の「M&A」として扱われることが多いです。
そして、M&Aを行う相手が同族かどうかといったことは、あまり問題とは関係ありません。大事なのは、「別法人かどうか」です。
法人のすべてあるいは一部を、商売上の意図があって別の法人にくっつけることは、M&Aと呼んでいいと思います。

松下電器産業と、松下電工は、まさに同じ先祖を持った、家族同然のグループ企業ですよね。
でも、2004年に松下電器産業が松下電工を統合したときは、「友好的M&A」と呼ばれていました。
れっきとしたM&A行為だというのが、当時のビジネスマン達の解釈でした。

だって、同じグループだとしても、実際には違う会社です。
松下電工に入社した社員が途中で松下電器に異動することは、(合併でもしない限り)ないですよね。
むしろ、ジャンルによっては競合していたほどです。ライバルです。

ゆえに、そんなふたつの組織の統合は、「電撃合併」なんて言われました。それくらい、当時、二社がくっつくと予想している人は、あまりいなかったのです。
同じグループでも、同じバックボーンがあっても、M&AはM&Aだぁ! というのが、市場の受け取り方だったように思います。

営利法人と学校法人の違いはありますが、今回の関西学院大学と聖和大学も、同じように認識していいんじゃないかな、とマイスターは考えました。

昨日の記事でもご紹介した限り、宗派などを共通する二法人ですが、もし「大学冬の時代」が来なかったなら、果たして合併したのでしょうか。
宗派が同じ大学は、家族同然だから、いつか元通りになるのが自明の理、ということなら、この数十年間なぜ合併しなかったのかな、と思います。

今回はどう考えても、生き残りをかけ、お互いの強みを補完するためにくっついたというのが出来事の本質であるようにマイスターには思われますので、ならば今回の事例はM&Aと呼んでも差し支えないんじゃないかな、と考えたわけです。

「同じ宗派を持ち、理念が一致していたおかげで、M&Aがとてもうまくいった」

というくらいの言い方が、最も実態を表しているんじゃないかな? というのが、マイスターの認識なのです。
(この認識、世間的にそれほど異論はないんじゃないかな…くらいに思っていますが、いかがでしょうか?)

ただ、もちろん、上記はあくまでマイスターの個人的な意見ですので、このあたりの解釈に関してまた色々とみなさまからのご意見などもいただきたいなと思います。
ご意見、お待ちしてます!

(※あと、「南山と名古屋聖霊、佛教と華頂」というのは、ご存知の方も多いと思いますが、南山大学と名古屋聖霊短期大学との合併(1995)、および佛教大学と華頂短期大学との合併(2001)を指します。
今回の関学×聖和は「四年制大学を保有する法人同士の合併は戦後で2例目」と報道されていますが、短大を含めると、こうした事例があります。)

さて、ここからが今日の本題です。
ちょうどいいご指摘をいただいたおかげ、本日予定していたお話が進めやすいです。

まずは、こんな本をご紹介します。

私立大学倒産時代における再建手法と破産処理についての研究

既に読まれた方もいらっしゃることでしょう。
書店でこんなタイトルを見かけたら、大学関係者としては、思わず「こ、これは!」と、手に取ってしまいますよね。

著者の岩崎保道氏は、短大法人の職員の方ですが、大学院に通って総合政策科学の修士をとられた方です。大学行政管理学会の学会誌等にも寄稿されていますね。
主に、学校法人(特に私立大学)の倒産処理や再建手法、M&Aの方法などについて研究されています。

今回ご紹介する書籍は、そんな岩崎氏の実践研究の成果をまとめたものです。
大学の破産や再建について、法制度やマーケットの論理、高等教育論など、あらゆる面からアプローチされていて、まさに「政策科学」という印象の本になっています。
日米の制度比較&市場比較や、豊富なケーススタディ、そして政策提言まで盛り込まれており、マイスターのような「破産の素人」が読んでも、わかりやすかったです。
(プロの大学職員というのは、こういうのが書ける人ということかな、と思いました)

岩崎氏はおそらく日本で最も大学のM&Aに詳しい方のお一人だと思います。
同書のことを覚えていたので、マイスターは昨日の記事を書いた後、すぐ愛車のジャガー(チャリ)を飛ばして深夜営業の書店に買いに走り、通勤中や休み時間を利用して一気に読みました。
(こんなことができる港区って、やっぱ便利だわぁ)

この本のすべてをここでご紹介することはで、残念ながらできませんので、詳しくは皆様も買って読んでみてください!
大学職員の生み出した実践知を、全国の大学職員が共有するという、イイ感じの流れができます。

さて、政策科学的なアプローチということで、この本では「対処法」や「具体的なケーススタディ」の情報が充実しています。
目次に、ズバリ「M&A」の文字がいっぱい並んでいますから!
あぁ、買って良かったこの本…。

今回の関西学院大学×聖和大学の事例に関する参考として、同書の中で特に興味深いのは

○「米国における私立大学の経営環境と再建手段としてのM&A:宗教系大学同士の合併」(p.84)

のあたりの記述でしょうか。

アメリカの事例ですが、簡単にご説明すると、

・カトリック系のB大学(人文科学・社会科学)がある。この大学の収支バランスが崩れ、経営が悪化。危機感を持った経営陣は大学専門のコンサルタントに合併相手を捜すよう依頼。
・コンサルタントは、同じ宗派のD大学(社会科学)を交渉を進めることに成功。B大学がD大学の一部として吸収される形で、合併に至る。
・B大学を設置するB教育財団は、段階的に資産整理を進めた後に解散する予定となった。

…というものです。
岩崎氏は、こう指摘しています。

「…以上の合併手続きにより、B大学は破産を回避することができた。一方、D大学は合併にあたり、次の戦略的意図があった。第一に、B大学のキャンパス周辺地域を、新しいマーケットにする。第二に、同校は1980年代から学生獲得を目的とした講座数の拡大方針をとってきたため、その経営戦略に合致した。
 この合併は、B大学にとって、生き残りを果たしたという意味で、成功したと言えよう。」
(「私立大学倒産時代における再建手法と破産処理についての研究」より)

さらに、このケースの留意点として、以下のようなことを挙げられています。

○経営難にあえいでいたB大学がコンサルタントをうまく利用したことにより、合併という手法で破産回避が実現できたことに、大きな意義がある。
○合併には州の一般規定が適用されたが、その規定が煩雑な手続きを要する内容ではなかったと推察される。
○非営利事業である大学でも、互いの利益が合致することが合併の条件になる。本件はB大学の破産回避とD大学の経営戦略が合致したため、実現に至った。つまりB大学は教育事業継続のための支援者を求め、D大学にとってB大学は活用価値があると判断されたことになる。

以上、なんだか、とっても興味深い事例ですね。

「同じ宗派」というのは、合併をスムーズに運べるという意味で魅力的な条件ではありますが、本質としてはやはり、

「経営上、お互いの存在が役に立つと合理的に判断したから合併相手にした。」

というのが、もっとも重要なところのようです。当然と言えば当然ですね。
ここは、企業のM&Aと同じです。

その地域の公益を守る、といった行政的な教育政策学の視点ももちろん存在します。
事実、日本でも「同じ地域の学校として、放っておけない」という理由で学校を合併したという事例などがあるようです。
こうした見方はとても重要だと思います。

しかしながあr、今後やってくる、本当の「大学冬の時代」では、自らが生き残ることをまず第一に考えなければ、やっていけません。
となると、「自分たちにとってメリットがあるかどうか」という判断基準の比重が、これまで以上にものすごく大きくなってくるはずです。

じゃあ、そうしたクールで合理的な判断を、誰が行うのか。
そこに、どんな規範やルールが求められるのか。
私達は、そうしたことも考えていかないといけないのでしょうね。

普段から、空いている時間などに、

「自分たちの学園は、どんなところを吸収すると、メリットが大きいんだろう?」
「自分たちの学園を吸収して、メリットがあるところは、どこだろう?」
「自分たちの大学の、どの部分に魅力があって、どこが(合併相手から見て)余分なんだろう?」

などと、シミュレーションしてみると、面白いです。
「大学法人のM&Aマーケット」では、自分の勤め先はどのように市場から判定されるのか。
そんなことを、リアルに想像してみると、今までとはまた違った大学産業が見えてくるかも知れませんよ。

最後になりましたが、岩崎氏の文章の中には、ネットで公開されているものもあります。
こちらもオススメです。

【教育関連ニュース】——————————————–

■「学校法人再建のためのM&A―私立大学の淘汰における政策的検討―」
岩崎 保道、2002
(同志社政策科学研究 第4巻:研究ノート)
http://sousei2.doshisha.ac.jp/kiyou/4ab/4ab_iwasaki.htm
—————————————————————

書籍の方」も、手元に置いておいて損はないと思いますので、ぜひどうぞ。

というわけで、結局、書籍の紹介記事みたいになってしまいましたね…。

昨日は、制度的な裏付けなどについてもっと書こうと思っていたのですが、そのへんもこの本に詳しく図解入りで書かれていましたので、そちらを見ていただくのが正確そうです。

マイスターとしては、とりあえず

「お互い、いつ合併されても大丈夫なように生きておきましょうね」

とお伝えしておこうかなと思います。

合併だの吸収だのの話は、たいてい、一般の社員には発表当日まで知らされません。
社屋の前でテレビカメラを向けられた出勤中の一般社員が、
「朝、ニュースを観て知った。驚いた」
なんてのたまっているケースもありますからね。

社内の混乱を避けるためだったり、(会社の場合)ハンパな噂で株価が影響を受けるのを避けるためだったりという理由があるのでしょうが、いずれにしてもお知らせは、「ある日突然」です。

「悪いニュースも聞かないし、うちだけはたぶん順調」
なんて考えないでおいた方が良いですよ。

以上、油断できない時代に生きる大学人、マイスターでした。

10 件のコメント

  • マイスターがI氏の修論を引用されたのは残念である。
    I氏は米国の例を紹介された以外の何者でもない、
    それは極めて例外を紹介しているだけである。
    そもそも米国と日本では高等教育の環境が違っているのに
    その前提が理解されていない。
    I氏の学会発表時に指摘させて頂いている。

  • ktさま:
    マイスターです。こんにちは。
    ご意見、ありがとうございます。
    > I氏は米国の例を紹介された以外の何者でもない、
    > それは極めて例外を紹介しているだけである。
    というより、今回の文章はそもそも、
    先日いただいた
    「南山と名古屋聖霊、佛教と華頂は同じ宗派だったので統合は自明の理であった。」
    というktさんのご説明は、本当に今回の合併の背景を正しく表せているのかなあ?
    …と疑問に感じた私の、問題提起のつもりだったのですが、下手に他の方の研究成果をご紹介したのが、いっそうまずかったですかね。だとしたら大変失礼しました。
    (ただ、後述しますが、私は学術的に論じるつもりもございませんし、「このアメリカの事例と、今回の日本の事例はまったく同じだよね」とも一切申し上げてませんので、そこはご注意ください。重要なことです)
    少し問題についての見方が、私とktさんとでずれているようですが、今回の合併に関しては、アカデミックな「そもそも論」では実態を表せない気がします。
    同じ宗教団体だから、くっつくのは当然」とお考えならそれは違いますよ、今回の事例は合理的判断によるM&Aですよ、その点では、米国で行われていることが今後の参考になりませんかね、ということをご紹介したかっただけなのです。
    ですので、本文をよく読んでいただければわかるのですが、別に「アメリカの事例と、今回の事例が同じである」とは、一言も申し上げていないのでありますよ。
    私はktさんが以前学会でどのようなご指摘をされたか存じ上げませんが、この点はぜひ今一度、本文をご確認下さいませ。
    また私としては、学術的に何かを論証したり、確固たるデータをあげたりしたつもりもございませんので、そうしたお話は、学会の場などで行われてみてはいかがでしょうか。それはそれで、私もとても興味があります。ただし今のところ、この場では私はそうした話は一切していないつもりです。
    (ちなみに、私も説明のために米国の事例を出しましたが、ktさんご自身も、背景の異なる別の事例である南山と名古屋聖霊、佛教と華頂の例を引き合いに出され「だから関学と聖和も、これらと同じなんだ。宗教的背景をもとにした自然な統合なんだ」と受け取れる書き方をされていますよね。ね、このご説明も、自明の理だぁ!とこれだけで言い切るには、ちょっと無理があるような気がしませんか?)
    私としては、今回の事例と以前の事例は同じではなく、今回は経営的な背景が中心なんじゃないかという自分の認識を、ご説明したかったのです。
    学術的な議論は学会で存分に論じていただくとして、この場では、今現在、なぜ2法人が合併したかを、リアルに考えていきたいと思います。
    「実利を重視したM&A」という要素と、「宗教的な背景によって合併を決断した」という要素、両方あると思いますが、私はどちらかというと前者の方が、今回の合併の要因としては大きいなと思ったと、そういう意味に受け取っていただければと思います。
    今後とも、色々と有意義なご指摘、いただければと思います。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • 私は、ある学会で大学のM&Aに関するお話を聞きましたが、倒産・合併、買収議論の前にもっとやること(経営努力)があるのではないかと感じます。特に、日本の大学は。もちろん、危機管理の一つとして想定することは重要かとは思います。しかし、実際に、そこでは、教職員はもちろん、学費を支払っている学生(保護者)がいるわけですから。情報公開の徹底や説明責任の明確化はもちろんですが、教育・研究の質がどうなるのか、経営責任はどうなるのか、依然大きな問題です。教育、研究、そして経営の質が向上するような方向で議論をする必要があります。

  • マイスター様
    いつも貴殿の強力な筆力に感服するとともに、自分の知性不足を痛感しております。関西のとある私大職員ののりたかです。
    ウチの大学は宗門立の大学で、同一宗派の大学はたくさんありますが、およそ合併は考えられないですね。佛教大学と華頂短期大学、関学と聖和は、経営的な面はともかく、設立理念、考え方の面で、きわめて親密度の高い状況にあったのではないかと想像します。仲が悪いわけではなくても、それぞれに捨てがたいこだわりがあって、確固たる建学の理念があるというところが、宗門立大学のよさでもありますから。まあ、同じ宗派だから建学の精神のすり合わせをしやすいと考える向きもあるかもしれませんが、宗門立大学の中におりますと、宗教が絡むとかえって難しいのでは、というのが実感です。

  • 「まじめにやれ」さんへ:
    マイスターです。こんにちは。
    コメントにてメッセージをいただきましたが、いただいた書き込みですと、一体どのあたりの内容について、どのようなご批判いただいているのかわかりませんので、恐れ入りますがもう少し詳しく、具体的にお願いいたします。
    (あまりに具体性に乏しいご批判でしたので、すみませんが、いただいた書き込みは一時的に、私の判断で非表示にいたしました。記事に対する具体的なご指摘なら、どんなご批判に対してもこういう対応はとりませんので、引き続きご意見をお待ちしています)

  • マイスターさま、コメント有り難うございます。
    私の考えを少し詳細に述べさせて頂きます。
    学校法人で考え得るM&Aの手法は、合併・経営譲渡のみである、
    南山大の場合は、法人合併後に短大を廃止し、新学部を創設。
    仏教大の場合は、短大はそのまま存続。
    関西学院大の場合は、教育学部の大学名を変更しただけ。
    カタチだけ見るとM&Aのように見える。
    しかし、法人の内実を観察してみるとM&Aとは言いがたいのである。
    一つは理事長の選出方法。
    二つは法人の設置形態。
    三つは独立採算の有無。
    以上の理由からである。
    私はむしろ東北文化学園、萩学園のほうがM&Aではないかと考えている。

  • ktさま:
    マイスターです。
    コメント、ありがとうございます!
    「学校法人で考え得るM&Aの手法は、合併・経営譲渡のみである、」
    というところがまず、すれ違いの元でしたね。
    また、詳細な内実に関して、こちらの不勉強もあったようです。大変失礼いたしました。
    本件に関しては、そのうちまた改めて、そのあたりの詳細を含めてご紹介できればと思います。
    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

  • こばこば様:
    マイスターです。こんにちは。
    せっかくコメントをいただいたのに、お返事が遅くなって大変失礼いたしました。
    「情報公開の徹底や説明責任の明確化はもちろんですが、教育・研究の質がどうなるのか、経営責任はどうなるのか、依然大きな問題です。教育、研究、そして経営の質が向上するような方向で議論をする必要があります」
    とのご意見、まったくもって、その通りだと思います。
    今回の記事では、そうした点に触れられておりませんでした。ご指摘、ありがとうございます。
    今回の事例では、教職課程の拡大など学生にも一定のメリットがあるとは思われるものの、経営責任がどうなっているのかについては、まったく報道されておりません。
    他の方からいただいたコメントなどを見ていると、この2校の理事会は元々関連があり、そうした背景もあって今回の合併が行われたのではないかとも思えます。
    もしそうだとすれば、なお「経営責任」という言葉は、理事達からは出ないかも知れませんね。

  • のりたか様:
    こんにちは、マイスターです。
    せっかくコメントをいただいたのに、お返事が遅くなって大変失礼いたしました。
    宗門立学校の方から、こうしてコメント頂けると、とても参考になります!
    「宗教が絡むとかえって難しいのでは」というご意見、なるほどなと思いました。
    確かに、よっぽど宗教理念、教育理念が一致していないと、かえって相容れない部分も多いのでしょうね。