ニュースクリップ[-11/20] 「義務教育費国庫負担金について(文部科学省大臣コメント)」ほか

今日は他大学の学園祭に行ってきたマイスターです。

公然と「競合他社」の本陣に入れるなんて、実にいいイベントですよね。
まあ実際は、出店で料理を食べて酒飲んで、劇や写真展示を見てすっかり本気で楽しんでしまい、まったく偵察の用をなしていませんでしたが…。

楽しかったので、もっと色々な大学の学園祭にも行きたいです。
そのときは、今度こそ、もうちょっとスパイとしての仕事に真面目にいそしもうかと思います。
自信はありませんけど。

今週も、日曜日が来ましたので、ここ一週間分の教育ニュースを色々とセレクトしてご紹介します。

【教育関連ニュース】——————————————–

■「義務教育費国庫負担金について(文部科学省大臣コメント)」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/kosaka/05111002.htm

■「公立高校費用を税源移譲、義務教育費は維持・自民部会案」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20051118AT1E1800918112005.html

■「教員免許更新制、現職への適用は『要検討』…中教審」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20051116i115.htm

■「兵庫教育大:ロゴとマスコットキャラクター決定、封筒や名刺などに印刷 /兵庫」(毎日新聞 MSNニュース掲載)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/archive/news/2005/11/15/20051115ddlk28040652000c.html

■「大学生の学力低下 教員の6割問題視」(Asahi.com)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200511140124.html

■「『部活動基本問題検討委員会報告書』について」(東京都教育委員会)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2005/10/20fas100.htm
■「指導要領に『部活』復活? 中学現場『明確にして』」(共同通信 Yahoo!NEWS掲載)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000022-kyodo-soci
—————————————————————

義務教育費国庫負担金について、文部科学省大臣がコメント公開です
毎週おなじみのようにご紹介している、義務教育費国庫負担金関連報道。
小坂憲次文部科学大臣が、webサイトでコメントを出しています。
一部メディアの「義務教育費削減」という論調について、フライングしないようにクギを刺す内容です。
それにしても、文科省のメールマガジンとwebサイト、出番が増えましたね。

かと思うと、今週は↓こんな報道も出てきたのでした。

今度は公立高校から?8,500億円が迷走しています。
先日から問題とされている8,500億円の税源移譲を達成するために、
公立高校の運営費などに充てられている地方交付税を削減しよう、という案を、
自民党の文教制度調査会と文部科学部会がまとめたという報道です。
んで、公立小中学校のの義務教育費は維持すると。

「中学校分の給与約8500億円を削減」
「国の負担率を小中学校全体で2分の1から3分の1に減らす」
に続いて、第三の案ということになりますが、もう、何がなにやら。
「与党案として採用するよう執行部に申し入れる」とのことですが、果たしてどうなるやら。

教員免許更新制、現職への適用は「要検討」です。
教員免許更新制を現職教員に適用することについては、「不利益変更になる」として、中教審では一度、見送る方向で議論を進めていました。
しかし、「保護者や国民の期待」といった世論が一部のの委員を動かし、結果的に、議論をテーブルに差し戻した形です。
「現職教員を含む免許保有者への適用が可能かどうか、法制度上や実施上の課題などをさらに検討する必要がある」として、結論を先送りするとのこと。

(関連記事)
・ニュースクリップ[-10/16] 「教員免許:更新前に講習義務付け 中教審WG」ほか
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50073752.html
・教員免許に更新制を導入
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50019434.html

大学のロゴとマスコットキャラクターを公募で決定です。
新構想の教員養成大学として昭和53年10月に創設された、兵庫教育大学。
そのロゴとマスコットキャラクターが、公募によって決定されました。
「『開かれた大学』『発信する大学』のイメージの普及」というのが、その目的だそうです。
全国公募で大学がロゴなどを募集するのは、珍しいことなのだとか。

確かに新設の国立大学でもなければ、こうした「公募」をしようとはなかなか思わないでしょうね。
もっとも、ロゴを公募で決めることが、果たして「開かれた大学」「発信する大学」をイメージさせることになるのかどうか、疑問を感じないでもありませんが…。

・「兵庫教育大学ロゴマーク及びマスコットキャラクターを制定しました」(兵庫教育大学)
http://www.office.hyogo-u.ac.jp/pro/koho/doc/logo4.html

(関連記事)
・明治学院大学 ブランディングプロジェクト
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50092943.html

ちなみに「○周年記念事業」などのロゴやマスコットキャラを、OBや学内関係者限定で募集する例はよく見ますよね。
これとか

大学教員の6割が、学生の学力低下を問題視しています。
「大学入試センター教授らの研究グループが全国調査した結果、大学教員のうち10人中6人が学生の学力低下を問題視していることがわかった」との報道です。
「専門より教養教育に携わる教員ほど学力低下を強く感じる傾向」というのはなんとなく納得できます。
また、「理学部」「工学部」「情報学部」「経済学部」などで、学力低下を問題視する教員が多いそうです。

「大学の専門の勉強に備えて高校で学習する必要が高い教科として、外国語と並んで国語が突出している点が目立った」とのこと。
これは、レポートの類がひどいと言うことでしょうか。文章の論理構造や、修辞がめちゃくちゃな文章が多いとか。
「数学」「物理学」あたりの基礎科目を担当する教員も、学生が高校での学習内容をきちんと理解しているかどうかをすぐに感じるのでしょうね。

このグラフ、何かと使えそうです。

中途半端な「部活動」の位置づけ、明確化を望む声が上がっています。
日本の教育現場において、独自の成果を上げてきた部活動。
我が国のスポーツ振興を支えてきた存在でもあります。
学校の想い出として、「部活」を一番に挙げる方も多いと思いますが、この部活動、実は教育上の位置づけが結構あいまい。
教員の正規の業務として位置づけられていないため、現場では「顧問を担当すると損」みたいな空気があると聞きます。
それでは教員の皆様が気の毒。
「『部活動指導は本務ではない。』というような誤解を生じさせないためにも、教育活動における部活動の位置付けと勤務の関係について正確に理解することが必要であり、教職員の理解はもとより保護者等に対しても適切に説明することが大切である。」と、東京都の報告書は述べています。
ただ、今後の部活動の在り方については、様々な意見があるようです。
「学校外の人への顧問委嘱を可能にする」
「『教諭』以外の学校職員に、顧問を拡大することを検討する」
「地域スポーツクラブ・文化クラブとの連携を実践的に推進する」

などの案も、報告書では取り上げられています。
現在の部活動の仕組みですと、少子化で部活動が成立しなくなる学校が表れたり、イジメなどを生む場になったり(部活動上の人間関係が、在学中の学校生活にそのまま反映される)という問題もあるでしょうから、メリットとデメリットをうまく考えて制度を考えて欲しいと思います。

なお、東京都が作成している資料(PDF)、他にも興味深い内容が多いです。
各部の入部者数(平成16 年度、都内公立中学校及び都立高等学校全日制課程の部活動加入生徒数)の一覧なんて、面白いです。
中学では、
「卓球部は実は陸上やテニスを上回る人気運動部である」とか、
「科学・実験部は、思っていたより人数が多い」とか、意外なデータが出てます。
で、これが高校になると、全然違うランキングになるのですね。ふむふむ。

以上、今週のニュースクリップでした。
なんだか熱が出てきたのか、ちょっとふらふらしますので、今日は早めに寝ることにします。
今日は特別、寒かったですからね。
みなさんもお大事に。

そんなわけで今週も一週間、おつきあいいただきありがとうございました。
マイスターでした。