単行本「生協の白石さん」を読みました

昨日は、↓の発売日でした。

生協の白石さん

マイスターは、Amazon.co.jpで予約注文していたのですが、今朝、郵便受けを見たら、届いていました。

で、そのまま通勤の電車と、お昼休みに、読破いたしました。

ブログ「がんばれ、生協の白石さん!」に掲載されている内容も結構ありましたし、本のレイアウト自体が、非常に読みやすいので、すぐに読めました。

白石さん自身によるコラムが数本、書き下ろされています。
執筆にあたっての苦労などがつづられていて、興味深いです。
普段、ブログを読んでいる人も、読んでいない人も、買ってみて損はありません。

昼休みは、マイスターは何かしらの本を必ず一冊は手に持っていて、
エレベーターの中や、食事を待つ間などに読みふけるという習性があるのですが、

さすがに、学食(生協食堂)でラーメンを待っている間、
おばちゃんの目の前で「生協の白石さん」と書かれた本を読んでいる
のは、
今にして思うと露骨だったかもなと思います。

というか、大学の職員が、学内でこの本を持っているという事実自体、学生から見たら

「あの職員さんも、白石さんみたいになりたいのかいな」

とか、思うかもしれませんね。
そう考えると、学内で読むのはちょっと勇気がいります。

ちなみに今日、本学の学食出口付近の「一言メッセージ」の掲示板を見たら、若干、学食の内容に関係ないものが含まれていました。

学生のほうも、生協の方も、お互いに「白石さん&東京農工大学」を意識せずにはいられない、でもあからさまに真似するのは気が引ける、という緊張感が漂っていました。

多分、いま日本全国の生協で起こっている事態ではないでしょうか。
この空気、ちょっと面白いです。

「白石さんの広報効果」については、以前、本ブログでもご紹介しました。

超有名人 「生協の白石さん」
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50031882.html

この8/25の記事を書いたときは、まだ「ネット世界の著名人」というレベルで、

まさか大学から感謝状が贈られたり、
テレビや新聞で紹介されたり、
書籍が出版されたり、

というところまでは予測していませんでしたが、この2ヶ月の間に、一気にブレークしましたね。

この8/25の時点で、マイスターは、以下のように書いていました。

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試しに、Googleで、「生協の白石さん」と検索してみてください。

なんと、16,900件ものヒットが出ます。(2005.8.25現在)

世の中に「生協の白石さん」を取り上げるwebページが、これだけ存在しているのですね。
文句なく、有名人です。ただの生協職員ではない!
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11/4現在、同じように「生協の白石さん」でGoogle検索してみたところ、

961,000件がヒットしました。

もとから、いち生協職員としては大変な状態だったのですが、

この2ヶ月でヒット数が、実に57倍に膨れ上がっています。

なお、

「農工大」 の検索結果 = 約657,000件
「農工大 -白石さん」 の検索結果 = 約532,000件

です。8/25と比較してみてください。

検索エンジンでヒットされるには、「検索ロボット」というプログラムに、自分のサイトを巡回してもらう必要があります。

たとえばGoogleなら、性質の異なる数種類の検索ロボットが存在しています。
マイスターの「俺の職場は大学キャンパス」も、Googleロボットが巡回してくれるから、Googleの検索結果として表示されるわけです。

このGoogleロボット、有名なサイト、アクセス頻度の高いサイトには頻繁に来るのですが、あまり知られていないローカルなブログや個人ページは、あまり来てくれないのです。
Asahi.comのニュースなんて、今朝の報道が既にGoogleの検索対象になっていますが、あまり知られていない大学のサイト、くらいだと、数日に1回しかGoogleの検索エンジンに登録されないかもしれませんね。

農工大関連のヒット数が全体的に増えている理由は、

「単に時間が経った」

というだけでなく、この2ヶ月の間に白石さん関連でアクセスが増え、Googleロボットが巡回頻度を高めたから、なんて影響もありそうです。

仮にそうだとすると、

「白石さんのおかげで、
 農工大の他のあらゆる取り組みが、webで知られやすくなった」

ということですから、これは「農工大の有名人」というレベルを超えた広報効果をもたらしていると言えるでしょう。
何しろ、農工大のあらゆるニュースが、検索でヒットしやすくなったということですからね。

以前の記事では、こうも書きました。

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Googleで「農工大」と検索すると、検索結果表示の1ページ目に、「がんばれ、生協の白石さん!」が表示されているのです。

これは、かなりすごいことです。

191,000件ある「農工大」の検索結果の中で、
10番目に、「白石さん」のことを扱ったブログが登場しているのです。
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今、同じように「農工大」で検索してみましょう。

検索結果表示の3つめが、早くも白石さん報道です。

1ページ目にリストされる10件の結果のうち、4件が白石さんで占められてます。
20件目まで見ると、9件が白石さん関連情報です。

なんかここまでくると、

 農工大の成分 = 農学部1/3 + 工学部1/3 + 白石さん1/3

という状態ですね。

ここまでくると逆に、

継続の難しさとか、
白石さんは異動できるのかとか、
農工大の他の印象が弱くならないかとか、

そういう心配も出てきますよね。

以前、カシオの関係者に、「G-SHOCK」が大ブームになったときのお話を伺ったことがありますが、
行き過ぎたブームを沈静化し、「安定したヒット商品」というレベルに持っていくのは大変な苦労だったようです。
ブームというのは、一度過熱した状態から、うまく軟着陸させるのが難しいのですね。

書籍「生協の白石さん」によれば、生協職員というのは本来、3~5年で配属が変わるということです。

そうしたとき、今はまだ保たれている白石さんご自身のプライバシーや、農工大の広報イメージが、
軟着陸によってうまく守られるといいな、と思います。

ところで、「俺の職場は大学キャンパス」は現在、

週間獲得ポイント:1390
月間獲得ポイント:3650

と、急激にポイントを増やし、現在ブログランキング4位!です。
過去最高のポジションにいます。
こうしている間にも、順位が変わっているかもしれません。皆様のおかげです!

よし、これで少しは白石さんブログに近づけたか、と思って見てみると、

8/25の時点で月間獲得ポイントが「69,720」だった「がんばれ、生協の白石さん!」は、
11/4現在、月間獲得ポイント「902,650」になっていました…。
激戦区である「日記・雑談(大学生) Ranking」で、2位に16倍の得票差をつけて、ぶっちぎりの一位をキープ。
マイスターのブログとは、実に247倍の差です。

なんか、一生、勝てそうにありません。

「俺の職場は-大学キャンパス」
「生協の-白石さん」

…名前だけ見ると、発想は似てなくもないのになぁ、
と、強引にひもづけてみるマイスターでした。