今日も東京都内からマイスターがお届けします。しかしまた、暑いですね。
【教育関連ニュース】——————————————–
■「大学院生が県内小中教師のストレス調査(岡山)」(読売オンライン:教育)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20050617wm07.htm
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雑務のために教員は多忙である、というこの種類の記事はもう何年も前からありますね。
調査の対象となった岡山県教職員組合は、県内の公立学校教員の団体ですから、このデータは公立学校限定のものなのでしょう。
公立、私立の違いがないのか、気になります。
マイスターは公立の小中学校、私立の高校を出ましたけど、
同じ高校でも、私立の方が契約更新のプレッシャーとか大変、っていう話はたまに聞きます。
-いじめをはじめ、校内暴力、不登校、引きこもりなど子どもへの指導に加え、教育委員会、児童相談所、PTAなど、学校外の機関との<調整役>も、ニーズが高いと考えるものの、「自分の能力が追いついていない」と、感じている結果が出た。-(上記記事より引用)
実際には多分、ここに挙げられているより多くの雑務が、教員の仕事として日々積もっているのだと推測します。
でも、そもそもこうした仕事って、教員が全部やるべきものなのでしょうか?
教育サポート事務員みたいな人や、ボランティアの大学生にやってもらっちゃいけないんでしょうか?
「やるべきことが多すぎて、本来やるべき教育業務に力を集中できない」
って、小中学校、高校だけではなく、きっと大学でも起こっていることだと思います。
んで、
「忙しいけど、こうした仕事は『ジムイン』には任せられない、これは教員がやることだ」
とセンセイ方は思っているのだろうな、ってところも大学と同じです。
学校事務員のイメージって、経理まとめとか書類整理とか、そういう「誰でもできる」仕事しかしてない人、なんでしょうね。
実際には、教員側や組織トップの考え方次第で、スーパーマネジメント集団にも、有能な営業チームにも、教育コンサルタントにもなれると思うんですが。
っていうか、そういう気がないなら、大学を出た人間を事務員に採用するなよ!(泣)
六大学や国立大学を出たような人が、単純事務作業しかさせられてないのを見ると、
も、も、もったいない! もったいないって! と指差さずにはいられないマイスター。
こうした一種の偏見、蔑視感情は、一般企業人より、教員のセンセイ方に根強い気がします。
俺達、何か悪いことでもしましたかね?(泣)
せめて、試しに何かやらせてみろよおぉ!…と、ひとりトイレで叫ぶマイスター。
自分達で一所懸命ここまで育成した人材を、いざ活用するという段階で殺してどうするんですかねぇぇぇ…。
教育の矛盾ここにあり。
学校は、社会の縮図だなぁ…むむ。