この度、ブログ「大学プロデューサーズ・ノート」をリニューアルいたしました。
デザインのほか、サーバーなども変更いたしましたが、既存の投稿記事などはそのまま移転。URLも変わっておりません。
このブログはもともと「俺の職場は大学キャンパス」というタイトルで2005年に始めたものです。同年5月21日から2009年6月28日まで、1,500日の間、毎日連続更新を行っておりました。途中、大学から予備校に転職した機に「大学プロデューサーズ・ノート」へ名称を変更し、一時期はその予備校の公式ウェブサイトのコンテンツになっていたこともあります。
この頃に読んでくださっていた方から、今でも「毎日読んでました」「倉部さんのブログがキッカケで、自分もブログを始めてみました」といった声をかけていただくことがあります。なんと、「あのブログを読んで、大学職員になりました」と言っていただいたこともありました。
実際には、大学業界の大変な一面を書いた投稿なども多々あったんですが、それも含めて入職を決めてくださったのでしたら、これほど嬉しいことはありません。
すっかり更新頻度が落ちた今なお、過去の投稿はアーカイブとして月間数万件のページビューを集めていいます。大学に関係する事件などがあると、たまに10年以上前の投稿記事がSNS等でシェアされ、とんでもないアクセスを集めていたりします。なるほど、日々の出来事を発信し、アーカイブとして蓄積していくことには、それなりに社会的な意義があるものだなぁ……と改めて感じます。
さて、気づけば私自身の仕事も変わり、現在では高大接続と言われる領域で働いております。より具体的に言えば、高校生の進路学習・進路指導・キャリア教育と、大学の学生募集活動・広報活動・その後の教育です。前者は高校での取り組み、後者は大学での取り組みですね。「若者にとってより望ましい高大接続を実現する」という観点から見れば、両者は密接に繋がっています。こうした高校・大学や、NPOなど各地の非営利機関、そして企業の方々と連携しながら、現在も高等教育の世界で働いております。
かつて熱心にブログを書いていた頃、私は大学職員、または予備校の1スタッフとしてブログを更新していました。現在は幸せなことに、仕事として全国の高校や大学をまわりながら、様々な方々と協働する日々を送っています。そんな多様な現場に触れていれば、それなりに様々な課題や、その解決に繋がりそうなヒントなども見えてくるものです。
ご存じの通り我が国では、高大接続改革といわれる取り組みが現在、絶賛進行中です。日本の「学び」のあり方を抜本的に変える動きになるかもしれません。こうしている間にも、全国各地で様々な取り組みが進んでいます。こうした動きを日々アーカイブしておくことも大事ではないだろうか……? と最近、思い始めました。
いくつか非常勤や客員などの肩書きは持っておりますが、私は特定の大学や高校、企業などには属しておりません。そんな自由な立場だからこそ、言いやすいこともあるかもしれません。
そんなわけで、以前とはやや立ち位置が変わりましたが、当ブログにて可能な限り、大学と、高大接続に関する投稿を少しずつ行っていければと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。